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「真夏のシンデレラ(第5話)」弟の彼女が二股してて妊娠したみたいな「ちむどんどん」話はどうでもいい!

ネットでは「ちむどんどん」と比較させるようなドラマにされてるのだが、確かに、脚本でいろんな事件を起こしてるのだが話が前に進まないみたいなところは似ている。そして、メインストーリーである森と間宮の恋物語にしっかりフォーカスがいかない中で、他の友人のサブストーリーも中途半端に入ってくるゆるい感じも、どうなんだろうねと思って見ていたら、今回は森の弟の恋人の妊娠話。そして、それは恋人が二股かけてて、彼女を守ろうとしたとか、確かに「ちむどんどん」状態ではある。だいたい、この弟の話がドラマに何の意味があるの?と思うよね。そして、その彼女をサセ子みたいに描くのも綺麗じゃないですよね。で、乗り込んできた親たちがどう処理したのかも描かれない。視聴者に何が伝えたいのか全くわからない。

で、この話を最後に持ってくために、弟が元気ないのを伏線っぽく最初から入れてくるのだが、その間合いも悪い。この話で、男女関係って大変!みたいなことが伝えたかったどうかはわからないが、ただただ、何なのでしょう?という言葉しか出てこない。

そんな話があった後で、間宮祥太朗が森七菜に「好き」の連打。これを言わせるための、弟の話だったのでしょうかね?脚本家の恋愛観が全くわからない。本当に、スタッフはサポートする力もないのか?と思うのですが、どうなってるのでしょうか?

今回は、森七菜が東京に行って、間宮と映画の約束をするのはいいが、スマホをなくすという失態を犯す話から入ったわけだが、このスマホ無くす意味もよくわからなかった。普通に二人で映画を見てから、食事して夜景見てのデートして、二人の仲が近づく話にすればいいじゃないかと思うのだが、脚本家は何を「面白い」と考えて話を作っているのだろうか?妊娠したり、デートの予定が狂うことは、恋がダメになる要素でしかないように思えるのだが・・。

そして、吉川愛の恋心も、白濱亜嵐から、萩原利久に移動していくような流れ。これもわからん。だいたい、人の悪口しか言えない萩原が女に好かれる意味が全く読めない。「好きだ」光線出してる白濱よりこっちに靡くのは理解できないが、やはり、学歴?職業?それに引き込まれるのがシンデレラなの?

そういう意味では、仁村紗和に近づく水上恒司が一番可愛いし、普通に恋心が見えますよね。この二人と森崎ウィンを主役でドラマ作った方が面白いものできる気がする。

前にも書いたけど、細かいプロット書き出して一本のドラマに組み立てているのでしょうが、間合いが悪く、熱い情熱的なものが全く感じられない。夏のドラマがそれでは成立しないことは、基本中の基本だと思うのですが、作り手がそれがわかっていないというのは本当に痛いと思うわけです。本当、この主役、黒島結菜でなかったことが救いですね。

で、ここでドラマ折り返し。コロナも考えないで良い夏なのに、もう少し弾けた夏ドラマにしていただきたい!

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