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「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜(第5話)」クリスマスに何が起こるのか楽しみな感じ?

そう、昔からこのクールのドラマの終着点の多くはクリスマスにあったりする。とはいえ、医療ドラマとかサスペンスとか日本沈没とかは、そんなもの知ったことじゃないかもしれないが、王道の恋愛劇にはやはりそのエッセンスが必要だろう。ましてや、今年もリアルな年末はあまり賑やかにはならないだろうから、ドラマぐらいは幸せなクリスマスを描いて欲しかったりする。

そういう意味で、今回の話は杉野遥亮が、クリスマスに母親に逃げられ、クリスマスのイルミネーションにあまり良い思い出がないという話。それを幸せな水族館デートの最中に思い出させる脚本はなかなかわかりやすい。最後には母親の愛情をアルバムから見出した杉野が杉咲花にそんな自分の告白をするが、ドラマのラストのクリスマスはイルミネーションが二人の未来を包むのか?楽しみなところ。このドラマも今日で5回目、そんなラストを予感させる折り返し点みたいなところがある。

冒頭では、生見愛瑠演じるハチ子と杉咲の真剣勝負!二人言いたいことを言って腹が収まり、ハチ子も一つ杉咲に感化された形。でも、この生見愛瑠という子、なかなか良い芝居をする。これから伸びてきそうな気がする。

そして、バイト先では先週のポテトを揚げる係から、その発注を受けるところもやるようになる。そこでレシートの字が読みにくいことからまたトラブル。彼女をよく思っていない子から罵られるが、字を大きくしてくれという杉咲の提案で、全てのオーダーがスムーズに行きミスがなくなる。そう、今回のテーマは、バリアフリーを行うということは、健常者にとってもメリットになることが多いということである。仕事環境を整えれば、全ての仕事は良い方向に流れるということがよくわかる。こうやって、毎回、何かしらの世の中のバリアを見せていくこともこのドラマの魅力である。そう、普通にレシートの字ってもう少し大きくてもいいよねって思うところがある。確定申告の時の領収書整理のためにもね!

そして、杉野のライバルの鈴木伸之は奈緒と近づいていく。ジムで鈴木に触られながら運動する奈緒の姿がなかなかかわいかった。不思議な色気を見せる娘である。

とにかくも、出てくる登場人物が皆、杉崎と杉野の恋に前向きに応援する形が整って、これから後半戦である。障がい者であることの障害以上に、恋を続けることは障害が多いものである。その辺りをどれだけ、綺麗に描いて、ラストのクリスマス周辺に持っていくのかな?というのがやっぱり注目点でしょうね。

このドラマ、すごい単純な恋愛劇なのですが、面白く見られる自分がいることに驚いたりもしています。

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