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「ボクの殺意が恋をした EPISODE3」徐々に複雑化していくが、テンポがいまいちの3話目

今回は、殺しの舞台がグランピングの場所に。ロケ地はどこなのでしょうか?湖があって、殺しの場所としてはうってつけということですかね。こういうのは昔からありますよね。しかし、このドラマ、殺し屋の話がそれに見えないパロディなのでしょうか?まあ、ラブコメですよね。

まあ、しかし、中川大志と鈴木伸之、そして新木優子の殺しの流れはずーっと同じような流れ。で、ここでおかしいのは、新木も殺し屋なのだから、この二人の不穏な感じは理解できてるだろうに?と思いませんか?そういう部分、ちょっと足りない脚本。そう、この中で最も面白く描けるのは新木優子のような気がするんですよね。そして、漫画の原作にも、実際におこってることが反映するとか、漫画がヒントで中川が動くとかもできると思うのですが、そういう道具を使っていないのがイマイチなところ。

そして、新木の母親の榊原郁恵などがキーを握っている感じに書かれているのだから、色々あるのだろうが、どうも上手い伏線を張っているようにも見えない。そして、田中みな実がここにきて、不穏な動きをする。そういう部分が散漫に描かれすぎている感じがする。田中のここでの芝居はどうもイマイチですね。ただのおばさんに見えてるのがダメです。

そして、今回のラストには、中川と新木は小さい頃に出会っていたということがわかる。ここで、恋愛の力が強くなるのかもしれないが、殺意はどうなるのだろうか?ここ、早く持ってきすぎではないか?というか、この「殺意と恋心の葛藤」というところがこのドラマの見せ所なのだろうが、そこがうまく行っていない。結構、初回の滑り出しは良かったのだが、勢いない流れなのですよね。

私的には、新木、中川、鈴木のバカしあいみたいな殺しごっこをもっとゲーム的にスリリングに描くべきではないかと思ってしまうのですよね。そう、サスペンスの部分が弱いのですよ。今回のボートの周りが燃えるというのはサスペンスなのですが、そこで中川が思い出す藤木直人の講義が「炎色反応」というのは、違うのではないでしょうか?

まあ、毎回中川は新木を抱きしめて、その時の新木の表情がなかなか色っぽくて、私の視聴の楽しみはそこになっているのですが、どうもそれ以外のところが中途半端な感じがする。

漫画家でない時の新木の顔が全く出てこないが原因の一つとは思う。そう、新木優子にもっとアクションをやらせてほしいのだ。スタイルはいいのだから、すごく映えると思うのですけどね!

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