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「警部補ダイマジン(第5話)」ロリコンと騙し合いと証拠隠滅

宅麻伸が幼女殺害をやっていた家がなくなったというラスト。コミック原作ゆえのやり方ですよね。まあ、そんなマジックはできないなどと野暮なことは言いませんが、これ、圧倒的な舞台展開ですね。面白いです。

今回は、宅麻伸変死に関しての再捜査が始まり、近くに住んでいるロリコンの男が線上に上がって事情聴取される。ここで、自分がロリコンだと認める男が面白かった。そして、自分の趣味は中学2年までで、3年は管轄外みたいなことをいうが、こんな情報はどうでも良くて、視聴者はただ普通に気持ち悪いだろう話だった。

そして、宅麻を殺したのは生田斗真だと知ってる土屋太鳳は、向井が命じたのもあって、幼女殺人が宅麻の犯罪だと確証しようと被害者の幼女に話を聞こうとする。また、生田の元妻であり、弁護士の成海璃子は捕まった男を弁護することになり、一緒に動く。そして、結果的に彼女を誘拐し殺そうとしたのは宅麻なことが判明。

そして、その流れが「44」にもバレていて、幼女の一家ごと殺されると思った生田は現場に急ぐ。だが、向井は「44」の教官と呼ばれる男を見つけ出すために、これを利用しようとしていた。

このドラマ、最初は正義を思う生田が、殺人をするというところから始まり、それがバレたことで向井の言うことを聞く流れになる話だが、自分の父親を探すために部下を危険に晒す向井の方がかなり危うい動きをするようになってるのが面白いところですよね。

そして、その向井が最後に罠にかかって「44」の矢柴俊博に刺されてしまうというラストは、これから向井が中心で動けなくことを示している。ある意味、コミック的な奇想天外な世界だが、それを三池崇史監督、ここまではなかなかうまくまとめている。

しかし、前から書いているが矢柴俊博、こんなに重要な役で死ぬこともなく活動する役など初めてではないか?幼女誘拐のバックグラウンドにロリコンと言うフラグがあるだけで、少し間抜けな事件なわけだが、「44」が実際は何をやろうとしているのかはもう一つわからないところがもう一つモヤモヤしますよね・・。

そして、土屋が生田と組んだことで、シシド・カフカと浜野謙太の印象が弱くなっていますが、もう少し活躍させてあげたらと思ったりします。

ドラマはほぼ折り返し点。ここから、生田と土屋はさらに危うい中に立たなければいけないと言うことなのだと思います。二人のアクションをもっと過激にしていただければ、私的には満足です。で、教官の小澤征悦はアクションするのでしょうか?あまり、そう言う役はないですよね、ちょっと見てみたい・・。

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