見出し画像

「警部補ダイマジン(第7話)」あまりにも複雑に人が絡みだし、よくわからないが面白い!

次週が最終回ということだが、何が何だが全くわからなくなってきた。最後に色々怪しかった浜野謙太が、向井理を批判して、誰かに殺される。この流れだけで、誰が悪で誰が正義かみたいな部分はどうでも良くなっている。まあ、最初に刑事が悪い奴とはいえ、人を殺してはじまってるドラマなのだからなんでもありなわけですよね。

そういえば、ずーっと話がつながっていた幼女連続殺人の件は、宅麻伸の家がなくなって終了みたいな感じになってしまいましたね。まあ、「44」の幹部が起こしたどうしようもないネタということだったのでしょうか?

そして、話は先週から、議定書の入ったPCの話になっていったわけですが、ドラマの最初の方でUSBが二つ出てくるので、何が起こったのかと思いきや。本当にヤバいものは議定書ではなかったようです。

44の教官と呼ばれる小澤征悦が、有望な議員である桐山漣の秘書になって政界に入り込むのは怪しいが、彼に議定書をみせ、彼を同志にしていこうという魂胆ではあるのだろう。そして、元総理の長谷川初範が出てきたが、彼が44のトップなのだろうとは思う。そして、彼と桐山が昔から繋がってるというのが、44が壊滅する鍵なのだろうか?

今回、生田が、桐山を拉致して、彼が44には批判的なのはわかった。だが、その裏では、動きを止めることなくいろんなところで反抗する人々を追いかけている感じなのが、なかなかドラマ的には面白い。というか、三池崇史演出なんですよね。ドラマの本質よりも、ドラマのアクティブさを優先するような感じ。決してそれが好きではないのですが、テレビドラマとしては異質な感じにときめいたりします。

そして、追い詰めた記者がかまぼこの中に隠していたUSB。さて、その中に何のデータが入っていたのでしょうか?最終回、その秘密が暴かれるところと、44の黒幕が明確になるところを、どうセンセーショナルに描くかは重要なところですよね。期待しています。

で、向井理を浜野謙太が批判していたが、向井は44を主導するであろう父親を追っていたはず。その辺りが今回、全く見えてこないというか、向井が病院にいたからだが、彼自身の位置がよくわからなくなってきましたね。

最初から、正義など曖昧なドラマなのですが、最後には国が乗っ取れない方向に本当に収まるのでしょうか。しかし、このドラマのような国を乗っ取ろうとする秘密結社みたいなのは少なからず動いてるでしょうね。多分、日本会議など、我々の目に触れるところにあるものはフェイクをビジネスにしてる団体でしょう。そして、警察もこのドラマみたいに何考えてるかわからないのが我が国であったりします。このところ、そんなドラマが多すぎて、なんか制服着てる人がすごく胡散臭く見えるのも事実。

だからこそ、ドラマは綺麗に正義が勝って終わりにして欲しかったりもします。

この記事が参加している募集

#テレビドラマ感想文

21,638件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?