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「Believe-君にかける橋-(第6話)」真実が自分の知る外にあると知った時、木村拓哉はもっと怒るべきなのでは?

竹内涼真が橋で死んだ男の弟だったのはわかったが、彼がこの事件についてどう思って、木村拓哉を追いかけていたのかは今ひとつよくわからなかった。そして、一回は逮捕して自分の手の内に入れたのに、自分が事件担当から外されたので、木村をわざと逃すという行為に出る。まあ、迷惑なのは片山友希だ。彼女のキャラももうちょっと深めに描いてもいいのでは?

というより、逃走に際して竹内は木村にスマホを渡す。そして、それですぐに木村は天海祐希や小日向文世に電話をかけ出すのだが、電話番号覚えてるの?という疑問が出る。今の世の中、他人の電話番号など覚えている人はほとんどいないはず。まあ、竹内がご丁寧にも、関連の電話番号を入れておいてくれたというならわかりやすいが、そんな警察もないだろう。この辺り、ドラマを先に進めるためにかなり強引。

とはいえ、今回のメインは、この竹内と木村の対峙して、話をするシーンだろう。このシーンだけ見ると、どっちが主役かわからない感じ。木村拓哉が全く無名の人だったら、全く印象弱く、「やはり、犯人はそれなりにダサい俳優がやってるんだな」くらいに見えるはず。何が言いたいかといえば、木村拓哉、俳優舐めてんじゃないの?ということ。今回は、本当に格好悪いし、こんなの正当な理由があろうと、日本の司法では重罪に問われることなわけだ。この先、彼が橋の設計者に戻ることはない。そういうストーリーであることを木村もその周辺もわかってるの?

大体、この時代に、なんで脱走犯のドラマを作ろうとしたというとことが問題なわけだ。確かに、その向こうには大きな闇の真実があるのだろうが、その前に、街中を指名手配されながらウロウロする木村がわびしすぎますよね。

あと、やはり、愛する人が天海祐希だというのが、今だにしっくりこないのですよね。二人が愛し合ってる的なことが全く考えられない。そういうので考えるのはいけないという方もいるでしょうが、人ってそういうものですよ。そして、色っぽい夜の世界も出てこないしさ・・。土建屋さんみたいに金の動くところは、それは必須アイテムでしょう。とは言っても、木村は設計屋さんで、そんなところの会議には入れてもらえないということでしょうが?

あと、弁護士の斎藤工も、やってることが全て後手後手になっていて、あまりドラマの中でゲームに入れてもらっってませんよね。次回、小日向と木村が会うとしても、そこにも同席させてもらえないのかな?まあ、この案件、誰が得するようにできてるのかよくわからないけどね。で、あまり出てこないが、都知事の賀来千香子も絡んでるわけで、都知事選前に彼女の悪事も公開されるのかな?まあ、彼女が木村を逃したわけで、いい都知事に描かれてるかも知れませんけどね・・・・。決して上手い脚本ではないが、色々と面白がってる方が結構いるドラマなのでしょうね。


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