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「しょうもない僕らの恋愛論(第8話)」仕事のやりがい、独立、未来の希望

今週は、眞島秀和のデザイナーについての今後について迷い回だった。その話の末に矢田亜希子と喧嘩になる今回のラスト。まあ、年齢が年齢なだけにそれゆえの展開が起きた感じだが、40歳をすぎたところのクリエイターの話としてはよくわかる。

まずは、先週の担当していた作家の個展の話からの続き。新しい感性に感動した時に、またクリエイターとしての血が騒ぐわけだ。そして、そこで中田青渚に出くわす。彼女の感想を聞くうちに、また血がさらに騒ぐみたいな感じがあるのはわかる。だが、ここで自分への理解者が中田であったことが、最後の矢田との喧嘩に繋がるわけだ・・。

そして、会社で担当してる仕事を後輩に回せということを指示される。クライアントは眞島だから頼んだのにというのだが、会社の社長である、杉本哲太は、眞島はもう後輩を育てる方に回って欲しいという。つまり、自分の後継としてやってくれないか?というわけだ。眞島と杉本の心の葛藤はすごくわかる。確かに2、30年前だったらそれも当たり前だっただろう。しかし、今はそういうお決まりの路線である必要もないか?と私は思う。その辺りの時代感みたいなものはここでは語られない。あくまでも、年齢との葛藤というところだろう。

そして、後輩にも、「起業考えてます?」とか言われる中で悩み歩く眞島。そんな時に、中田の美術教師である、本多力に公園で出会い、モデルを頼まれる。こういう人、たまにいそうであるが、絵のモデルになってくれと言われ、それを受け入れる人はあまりいないだろう。あくまでも、眞島が同業者であるからだ・・・。そして、本多のパッションだという勢いに感化されてしまう。

そして、中田の絵を見たりするうちに、独立しようという考えが強くなってきて、中田にそんなことを話してしまう。そして、その話が中田の同級生に流れて、矢田の耳に入る。

前に映画の話が出てき時に何故に矢田と中田のボーイフレンドを合わせるのかと思ったが、こういうふうに使うためだったのね。最近はドラマの相関図というものが作られるが、相関しないようなところをうまく繋げておくのも、ドラマのテクニックではありますよね。このドラマで出てくる映画の話は特に必要を感じなかったが、これで二人が出会っている意味はあったということになる。ドラマ作りの荒技?

そして、独立について何も聞かされてなかった矢田は腹を立てるわけだ。それはそうだろ。結婚をしてないまでも、将来的なことも考えた上で二人でいるわけで、まずは相談すべきだというのは正論である。そういうわかりやすい話でしかないのは、ドラマとしては少し物足りないが、ここから二人がどういう選択をするか?という話なのですね・・・。


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