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「真夏のシンデレラ(第9話)」ここにきて、親の許可をもらう話とかどうでもいいんじゃないの?

ラスト、くじらの風鈴をプレゼントして、自分の気持ちを正直に告白する神尾楓珠。このドラマで初めて恋の緊張感を感じた。結局は、海のものは海のものと結婚する流れになっていくの?色々古臭い感じの恋愛ドラマの流れはそうきてもおかしくはないが、それでは面白くない気もする。

今回は、森七菜が夏休みをもらうというところから。そして、LIVEに行こうか?と思うが、チケットは完売。で、神尾に相談する。そこから流れで神尾が間宮に電話。で、その話が山崎紘菜に伝わり、彼女が友人にアポして4枚のチケットをゲットするという話になる。で、このLIVE参戦までの流れが面白くもなんともないのと、このつながった4人で行くことになる流れが、ドラマ的にあまりドキドキ感がない。もっと、ドラマチックな流れが作れなかったのか?

そして、LIVE当日。この演出もなんだかなあ?である。LIVEに好きな人と行くという高揚感があまり感じられない。LIVE中の森と間宮の会話もなんか今ひとつ。まあ、笑顔は芝居として作っていましたが・・。神尾のもじもじした表情は意味をなしていたかもしれない。そして、主題歌も歌う「緑黄色社会」の歌うシーンが全然ダメであった。こういう挿入はもうドラマの本筋とは別にLIVEビデオのようにもっと派手にしないと盛り上がらないですよ。一言で言えば、中途半端!

そして、LIVE後の、音が鳴り止まない感じも出てない感じがしたしね。そして、このLIVEによって森と間宮が一つ近づいた感じも見えてこない。だいたい、山崎が恋の進め方をレクチャーしてる感じは何?だから、最後の神尾の告白がまだ「あり」という状況なわけだが・・・。

かと思えば、吉川愛と萩原利久の関係も変である。付き合うことにしたわけだが、吉川は萩原の電話攻勢に疲れてしまう。それよりも美容師になるテストの方が大事。萩原は恋の仕方が未だわからない。だいたい、この段階で二人が深い中になっていない恋愛ドラマを誰が望むか?

深い中になっていないといえば、仁和紗和と水上恒司の中もそんな感じである。仁和の心がモヤってる中を水上がもっと強く抱きしめちゃえばいいのにできない。だいたい、夏の海の話なのに、誰もSEXに至らない。いや、SEXで問題起こしたのは、森の弟の彼女だけというのも変な話である。少子化問題はこういうところから変えないといけないのではないか?

もうドラマは9回目である。あと、2回あるようだが、クライマックスとか最終章という感じの流れになってなきゃいけないのに、そうなる感じもあまりない。やはり、まずは脚本家の恋愛不足が原因なのではないかと思う私である。妄想でもいいから、若者たちよ、素敵な恋をしてくれ!


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