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「ブラックファミリア ~新堂家の復讐~(第5話)」核心に入りつつ、その企みがばれそうになる危機感

4人の復讐を誓う家族は、それぞれに早乙女家に潜り込み少しづつ核心に入り込むも徹底的な証拠がない。そこで、早乙女一家が観劇する時間を使って家に潜入して物証を探そうとする。

まずは、板谷由夏が水を止めて水道が壊れたことを装い、家族が修理屋に化けて入り込む作戦。しかし、長男の塩野瑛久は観劇には行かないと言い出す。ある意味、家族のバラバラ加減を見せてあるからこそこの計画は危険なわけで、そこをどうするかというところが見せどころか?で、仕方なく、長女の渡邉理佐がバーに塩野を呼び出して足止めすることに。ここで、流れで飲み比べに持っていくのだが、塩野的にはホテルにでも誘い込みたい感じなのが普通ではないか?そういう素ぶりを見せないからこそ、この男が扱いにくいという感じもするが・・。

そして、長女の日記とか、オーディションの資料とかが見つかるが、何故に彼女が殺されたかを臭わせるものは出てこない。そんなことをしてる時に、当主の平山祐介が帰ってくる。そして、またもや愛人になれと迫り、板谷を押し倒して乱暴しようとする。この芝居、見ていて何かAVの凌辱現場にしか見えない。安っぽいということだが、だからこそ平山がAV男優に見えてしまったりするのが面白かった。所詮、このドラマ、そういうエグ味を出して視聴者に寄り添っていくドラマであるのだろう。そういう中に結構メジャーな俳優たちがいるのが異次元にも見える。

その乱暴しそうになったところで森崎ウインが修理が終わったと入ってきて一件落着。だが、平山のモヤモヤはさらに高まって終わった感じ。まあ、女房もクズなら夫もクズだという構図は明確になったわけだ。

今回の潜入でわかったのは、殺された娘だけ「9」という数字で高評価されていたことと、プロダクションの社長が早乙女家とグルだったようだということ。ジャニーズもそうだが、芸能プロダクションというのは色んな意味で組んでおいて損はない企業であり、だから金の動きも大きいが人間も変なのが多いということだ。こういうドラマではそういう役をプロダクション所属の役者がやるわけだが、なんか複雑ですよね。

そして、今回のラストは、板谷をこの家に入れた小野武彦が死にそうになる。そこで板谷と二人で話したいと言い、何かを話そうとしているところで終わり。彼は彼女の正体が分かっていたのか?そして、敵なのか味方なのか?というところ。ちょうどドラマも折り返し点だから、一つのキーポイントなのでしょうね。

まあ、ここまで見ていてそんなに面白い復讐話ではないのですが、どうまとめ上げるのかというところには興味はあるのでまだ見ると思います。


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