「約束 ~16年目の真実~(第8話)」警察の正義を護るために隠蔽と犯人捏造がお婚会われるという、力の抜ける展開
木曜日の三本のドラマ「Believe」がゼネコンの不祥事と原因の捏造「Re:
リベンジ」が大病院の手術データの隠蔽、そしてこのドラマは警察の家族の不祥事と犯人の捏造を扱ったもの。普通に、この3本を続けてみたら、世の中の正義面している輩が本当に嘘っぽく見えてくるし、金を動かすということは、犯罪をするということにも見えてくる。最近では正義などというものを信じるものも少ないとは思うが、この3本は今の日本の実態(きっとこうなのだろうね)というところを刺したいのだろうが、テレビで流すドラマとしては、悲しすぎる気もする。性的表現や、暴力表現にはコンプライアンスという言葉をかざしながらうるさいのに、こういう正義の裏返しは平気で表現していっていいのだろうか?考えれば、3本とも反吐が出そうな話なのである。そういうところを論ずる人はネット内にもいないし、本当に、ドラマってちゃんとみている人がどれくらいいるのか?と思ったりもしますよね。まあ、私みたいに、毎週20本以上のドラマを早送りもせずにチェックしてる方が異常なのはわかっておりますが・・。多分、私の論点で文章を書かれると困るような人がいっぱいいるのでしょうね。だから、書いているのですが・・、効力がそんなにないこともわかっております。
で、このドラマのことですが、ラストで連続殺人の真犯人だろう、森優作が自首という形で捕まる。ここからは、彼の動機みたいなことにフォーカスが当たっていくのだろうが、多分、そんなに皆が納得するような話は出てこないだろう。結果的には「そんなことで?」という話で、世の中は怖いですね的な流れになりそうな気がする。ある意味。中村アンが追いかけてきた発端がそんなもので、それで多くの人が殺されるあり得なさみたいなものを描きたい感じもする。それが、犯罪であり、そういうことをする変態をこの世の中が産んでいるということ。
そう、この連続殺人の隠蔽と、特殊詐欺に関わった息子の犯罪を隠蔽していた、杉本哲太も大いなる変態である。警察官という利権を利用して、世の中、他人にわからなければいいという論理の中で、「自分が正義だ」という思い込みの中で生きているわけだ。杉本の役は、最近、こういう思い込みの中での変なおじさん役が多い。このドラマ的には、彼に手錠がはめられることを祈るばかり。彼が横山裕に言う正義論にも、私は反吐が出そうになった。そして、こういう警官も必ずいるようには思う。
そんな中で佐津川愛美や織田梨沙らが、事件の解決に協力しようとする動きは、ドラマの中では好感が持てるところだが、これは逆に考えると、警察の力のなさを描いてしまってるようにも感じられる。
とにかくも、狭い街の中で、変態的な犯罪が続けて起こると言うことは気持ち悪いことである。そして、このドラマそんな現在にありそうな事象をどうまとめていくか?と言うところでしょうね・・。
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