見出し画像

「Destiny(第7話)」"真実って何?"と聞く者の向こうには創られた真実がある

あまり話は進んでいないが、今回のラストは放火の犯人が矢本悠馬だったということがわかり、その向こうに大きな闇を感じた。そう、矢本は仲村トオルの息がかかり、大きな事務所に移ることになったわけだ。その見返りに仲村の家に火をつけたというのはちょっとわかりにくいが、証拠隠滅?でも、この火事で仲村は重傷を負っているわけで、何が目的かわかりにくい。

あと、石原さとみに事務官でついている曽田陵介が、仲村と通じてることもわかった。金が動いているのだろうが、仲村は何を考えているのか?石原をはめようとしているというよりも、石原に過去の事件の秘密は渡さないというところか・・。

しかし、今回は亀梨和也の故郷への逃亡劇に、石原が追いかけていくというストーリーから始まる。なんか、少しアナーキーな感じに物語が進むのかとも思ったが、石原はそこまで馬鹿ではなかった。彼がいることを通報し、亀梨を病院に戻す。だが、そんな秘密の情事的な展開を作ったために、安藤政信は「別れよう」というメモをのこしでていく。まあ、安藤が一番まともな動きにも見える。

ただ、やはりこのドラマ、石原と亀梨が一緒にいて、恋愛感情がばちばちいう感じが弱いのだ。そう、今回にしても、石原が一緒にこのまま逃げよう的なことを考えるようなことがない。あくまでも、ここでの石原は検事だ。それに、亀梨が病気なために、そんなに動けないというハンデがあることで、彼自身がアナーキーになりきれないのだろう。もちろん、亀梨の芝居も下手すぎる。この人は、これ以上の演技はできないのでしょうな・・。

とはいえ、私はドラマの内容はともかく、石原さとみのたらこ唇にうっとりとしてしまうわけである。私が何か悪いことをして、検事が石原だったら、もう、この唇に引き込まれ、全てまともに自供してしまうだろう。そういう意味では、こういう人が検事をやるのは有効なのかも知れませんな。

で、来週から最終章ということで、仲村トオルが目を覚まし、過去の事件の真実が暴かれていくのだろう。検察が冤罪を作ったという話が、どこが仕組んだものなのかということは大事なところ。今期のドラマでも日本の壊れた構造の闇の開示がテーマのものが多いが、ここでは、司法全体を政治家が動かし、うまく罪を逃れたということなのだろうと思う。

と考えると、石原は仲村を裁くことになるのか?その辺りもまだ明確になっていないので、よくわからないが、石原の検事としての法廷の姿がちょっと楽しみではある。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?