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「Believe-君にかける橋-(第8話)」やはり、木村拓哉と天海祐希が夫婦であることが間違いのような気が・・。

ある意味、見ている視聴者を裏切りながら、ドラマはここまできたと言える。そして、明らかに木村拓哉ははめられて刑務所に入れられ、その裏にまだ理解できない理由があるようだ。それが、どういうものかがこのドラマがちゃんと成立するかどうかということを決定させる感じ。

ここまでの逃亡劇を見る限り、日本の法治国家としてはあり得ない流れだ。刑務所から逃げた被疑者がこんなに長く逃げられるわけもない。だいたい、逃亡した被疑者は骨を折っているし、まともな食事をとっているわけでもないし、睡眠もまともにとっていない。それでいて、木村拓哉には疲労感がない。そう、それを見るだけで、木村は役者として問題外だ。まだ、旧ジャニーズの指令でそうなっているとも思えないから、木村本人の意向が、演出家のヘタレが原因だろう。

そんな中、裏では、小日向文世と賀来千香子が話す内容の中で腑に落ちない部分が多い。木村が捕まることはシナリオ通りに進んだことのようだが、その彼を逃した張本人とも思われる賀来は、この役は木村でよかったと言っている。彼らが描いたストーリーのわかりにくさが、このドラマを見続けさせるただ一つの事象なのだが、だいたい、東京都の考えは何?橋を壊して保険金をもらう。ゼネコンとの癒着は、今の小池都知事と似たような構図も見えてくるが、今日告示される都知事選に向けて何か爆弾的なものが用意されてるの?(それなら拍手ものだが・・。)

そして、今回は、天海祐希の家に警察が訪れる中、木村拓哉を誘き寄せる罠が張られる。で、結果的には木村と天海の付き合っていた頃からの思い出話に耽る対話劇になるわけだ。この二人のシーンはそれほど退屈ではない。そして、天海が自分たちの戸建てを木村に設計させるような話も、このドラマの中で脳天気ではあるが、まあいいだろうとも思った。しかし、やはり前から書いているようにこの二人が夫婦という設定には無理がある。今ひとつ、この二人の中にそういう意味での愛が見えてこないのだ。そう、離婚間近の二人、病に犯されたものと傷を負ったものが抱き合うシーンはいらないだろうが、そういう男女の空気感が出せていないのは一目瞭然だ。特に、木村について言えば、本当に色気がない。まあ、エンジニアに色気を求めることがおかしいという人もいるだろう。とはいえ、キムタクというブランドで食い繋いできた男の演技がこれかよ!と思う視聴者は少なくないと思う。

そんなことを思いながら、見ていたら、警察が部屋に飛び込む体制に。しかし、拳銃も所有していないような男に、少し大袈裟な気もする。そして、木村は再度捕まって、これで、何がわかるのか?警察が木村と天海の話を盗聴していて、ゼネコンと都の行政で何かの犯罪行為があったことは警察には流れている。それを起点にどうドラマが展開し結末するのか?

しかし、まどろっこしいドラマであることは間違いない。


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