見出し画像

「約束 ~16年目の真実~(第9話)」タイトルの意味を考えれば、雑貨屋は犯人ではないということか・・。

最終回前。ラストは衝撃的な真犯人の登場。こういうことされると、初回からの織田梨沙の行動を全部見直したいと思いますよね。そして、一回は疑われているのに、どうスルーさせたんだっけと思ったりもします。まあ、みている方がそう思うのだから、シナリオ的にはうまいと言えるのか?いや、私はこういうサスペンスの場合、犯人が伏線的に犯人だと自分で名乗ってるようなところが欲しいのですよね。そういうところあった?とにかく、最終回を見ないと真相はわからない。そして、そこでタイトルの意味もわかるようだ。

そう、前回、自首してきた雑貨屋の森優作には、基本、中村アンとの接点が何かわからなかった。そんな二人に約束があるはずもない。そういう意味で、森は犯人ではない。で、森は織田が犯人だと知っていて、それを護っていたということ?だから、自分が知らない犯罪を聞いた時に森は「ポカーン」となったということ?そして、森と織田の関係性もここまで何も語られていないですものね。そう、雑貨屋に彼女の店のテイクアウトの容器があったということはあったね。

あと、織田が疑われたときに、白骨死体が出てきて、その一つが織田の母親だったという話があったけど、その死体も織田が殺したということ?ここにきて、予想以上の異常犯罪に見えてきたのですが、ドラマ全体のテイストからはかなり意外でしたね・・。

そして、もう終わりだからというように、杉本哲太とその悪い息子の話も終焉を迎え、死んだ佐津川愛美の親との関係も明確になった。まあ、警察官の息子が犯罪者だと面倒臭いという話だ。そして、そこに中村の親の捕まる供述につながる話もあったわけで、狭い街では、いろんな事件が絡み合うし、その出所となる悪い人間もそんなに多くはないということなのだろう・・。そう、都会の話としては成立しない話である。

そう考えれば、ここまで長い間、織田が殺人犯として捕まらなかったのは奇跡かもしれない。表向きは、食堂をやってる可愛く優しい娘的な顔であったりするわけだが、まあ、女優の顔としてはちょっと妖艶な顔をしてるわけで、やはり、犯人顔として彼女をキャスティングしてありますよね。それはわかる。

ということで、最終話、すべての真相が語られるのだろうが、そこでどのくらい驚かせていただけるかというところかな。最後には、中村アンよりも織田の狂った供述が面白そうではある。そして、ここまで追い込まれなかったのに、最後に中村を襲うという論理は、もう、自己破滅の道を辿る気というのも考えられる。彼女を死に至らせるか、逮捕できるかというところは、ドラマ的なテーマともつながる。私的には彼女が自死を選ぶ確率が高い気がするが・・。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?