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「厨房のありす(第7話)」永瀬廉の父親の問題とありすの関係

結果的に、今回のラストでは、永瀬廉の父親(財前輝之助)が横領したという過去の話は濡れ衣だと、それを指示していたという噂のある大森南朋の口から語られる。これから結末にかけて、この辺りのことが語られるということだろう。そこで永瀬がもっと笑顔の男になるのだろうか?

しかし、前回の門脇麦からの告白の後、一気にその話で盛り上がるのかと思ったら、そこで永瀬の親が横領犯で、永瀬も窃盗での逮捕歴があるということがSNSで流される。永瀬の周辺の人は皆それを「かわいそうだ」と受け取ってくれるが、そこにいては迷惑がかかると永瀬はまたもやネットカフェに出ていくわけである。

そして、門脇の心はよくわからない方に動き、食堂を開いても、永瀬の好きなものは作らないとか、いつもと違う回路が働く。そこで前田敦子が閃いた策は、門脇を「婚活パーティー」に連れて行って、新しい恋人を作ろうというまた面倒そうな策。

大体、まず男たちのところに行って語りかけることができないし、話しかけられても、結果的に食事と化学の関係しか語れない門脇にはあまりにアウェイな環境。まあ、思った通りの結果になり、ただただ落ち込む門脇。

そして、そんな中、永瀬の誕生日が近いということで、大学に出入りする大友花恋が彼の誕生日をやろうという。そして、一緒に呼んだ大学の生徒たちは来られないとなり、二人で大友は永瀬とデートでいいと考える。当日、食事が始まり、あまり弾まない会話があった時に電話。前田敦子が倒れ、門脇が大変だという連絡。そこで、大友は告白するが、そんなことは絵そらごとで済まされ、病院に駆けつけ、門脇を抱きしめる永瀬。なかなかここまで戻すのに面倒臭いドラマである。

その前の日に、永瀬の好きな「マグロカツ」と「ポテトサラダ」をいっぱい作ってしまった門脇だったが、誕生日の日に長瀬に出したのは「スコッチエッグ」。永瀬の思い出の食事らしい。これ、なかなか美味しそうにできていた。やはり、料理がうまそうに感じられるドラマは無敵だ。

しかし、大友花恋の役柄がかわいそうすぎる。そして、それが似合う感じのもう一つ美人になりきれていないような表情はこの役に合わせて?それなら名女優だが、そうでもなさそう。

さあ、永瀬と門脇の愛情は本物になったようだが、そんな中で過去の二人の親のことで不幸が起こらないことを希望するだけだ。まあ、彼らの周囲にいる人は北大路欣也を除いては皆いい人みたいだし、問題はないだろうが、北大路を怒らせている疑いの真相はなんなのでしょうね?

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