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「Eye Love You(第5話)」サラセヨという言葉が通じるまでのモヤモヤ

今回は、前回のショコラフェスがうまくいき、チェ・ジョンヒョプをインターンから正採用するかどうかの中で、恋心が動くも、相手が本当に自分のことが好きかどうかを疑う形になる二階堂ふみとチェの様子を描く。はっきり言って、かなりベタなだけの恋愛劇であった。だが、昨今の日本の変化球ドラマと比較すると実にシンプルで分かりやすい感じがする。これは韓流ドラマに寄せた作りであり、ある意味、昔の日本のドラマの雰囲気なわけである。そんな世界に可愛い二人を放り込むことにより、よきドラマに仕上がってるということだろう。

まずは社員二人がそんな韓流ドラマをPCで見ていて、恋の気持ちを表す韓国語の話が出てくる。そして、それを聞いていた二階堂が、チェの言動を思い出し、本当はチェは自分を愛してるまで至っていないのではないかと不安を感じ始めるという流れ。チェはチェで二階堂の好きな人は中川大志だと思ったりしていて、やはり、自分に対して愛してはいないのではと悩む。

まあ、恋人未満の状況でこういうドラマによくある不安からくる勘違いを1時間にわたって展開する昨今の日本のドラマには珍しいケース。

そして、チェの大学で、自分たちの会社が力を入れている廃棄カカオの利用の話をもっと広めるためにセミナーを開こうということになり、色々と恋模様が動きそうだなと視聴者に思わせる。

そこには清水尋也がいるわけで、山本美月はどう動くのかというのが、私的には興味深くなる。そんなことを思うと、すぐにキャンパスで二人は鉢合わせ。そして、清水が医者ではないということはすぐに山本に理解される。が、清水の方は、いくら話しても、山本はチェが好きな人と思い込んでいるわけで、教授の杉本哲太にもそう伝えられる。杉本は二階堂とチェを近づけたくないわけだが、その辺りには今回全く触れず。それだけ、恋愛話に集中する時はそうするというスタンスは良いと私は思う。でも、山本は清水が医者でなくてもいいかという心になってるようで、この二人の今後の在り方が本線より面白くなる気がするのは私だけか?

その本線は最後に二階堂とチェの会話の中で駆け引きが行われる中で、チェが積極的に二階堂に告白する。だが、二階堂はまだ不安に思うが、チェの心を読んだ時に、「サランへヨ」という言葉をきき、彼が本当に二階堂を愛してるんだと確信する。まあ、心が読めるというのは、こうならないと心が通じないことがあるわけで、不便は不便ですよね。詐欺には会わずに済むのでしょうけど。

そして、中川も社員恋愛は禁止ではないなどと言い、心では「俺はもういいよ」とも言ったりするわけで、これで、本格的な二人の恋愛劇がスタートするのかと思いきや、二階堂は素直でなく、チェを振ってしまう。まあ、不通に面白いが、もう一山作るということ?

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