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「警部補ダイマジン(第6話)」話を混沌とさせる折り返し点、幼女誘拐の先に何が隠れている?

ドラマが中盤まで来て、今までの復讐をする生田。これは、わかりやすかった。そして、土屋と生田は共犯者となって、一緒にインスタントラーメンを食べる中になっている。こういう画が何か親密感を描き出し、生田は宅麻伸を殺したのは自分だと白状する。

そして、向井理が襲われたことで、特命班は活動中止。とはいえ「44」の活動は追わなければならない。で、最後に生田も、教官は小澤征悦だと知るわけだが、その小澤が先生と呼ぶ、デジタル担当大臣、桐山漣と繋がっていたとは!ということは、桐山も「44」?だから、土屋に近づき、何かを聞き出そうとした。

で、生田は、矢柴俊博に対峙し彼と一緒にいた男に殺されそうになるが、その男が持っていた銃はモデルガン。そして矢柴には逃げられる。そして、捕まった男は、ある男を殺すために留置場にわざと入ったらしい。とはいえ、こういう場合、同じ部屋になる確率はどのくらいなのか?なんか、出来過ぎの話ですよね。

そして、その向こうに、以前、殺された石井正則の話が浮上してくる。そう、考えれば、彼は一瞬でドラマからいなくなったし、彼が追っていた大きなヤマは説明されていなかったよね。ここで、なかなか存在感を示す役回り。そして、彼の演技がなかなか硬質の記者らしく実に存在感があったのが印象的。

そんな彼が宅麻伸のPCを盗み、その中に入っていた「議定書」を「44」が追っていて、それを生田が持っているという推測で、生田はまだ殺されていないという流れがわかる。しかし、石井のことを生田が聞いた利重剛も怪しい描き方。彼も、このシーンだけで使われる役者ではない。つまり、マスコミの中にも「44」はいるということか?

「VIVANT」で描かれる、自衛隊の別班の話もそうだが、政治の裏にも、戦後に作られた秘密結社があると聞かされて、それがフィクションに感じないのが今の時代である。ある意味、国民が平和ボケして、他の国から国際的に置いていかれそうな感じは、そういう部隊を動きやすくするためのフェイクな姿だとしたら合点が行ったりもする。こういうドラマが多くなって、私のようにそういうものを見れば見るほど、疑心暗鬼になったりする人も多いのでは?本当に今の日本の本当の姿が見えないのだ・・。よく言われる「日本会議」などは目眩しに過ぎない気がしますよね・・。

とにかくも、ゆっくりだが、向井理も自分の父親には近づいてきている、ここからどんな展開になるのか?かなり面白いですよね!

しかし、矢柴俊博が簡単に焼身自殺してしまったのは残念。見せ場が多かったが、最後の殺人に失敗した時の高橋克典、強かったですね。彼もまだまだアクションできるのだから、もっとやっていただきたいな。

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