「新宿野戦病院(第11話)」現代の日本のストレスを吹き飛ばすことが目的のドラマだったのか?
無免許医療で逮捕された小池栄子が、最後に中東の戦場でペヤング食べながら生き延びてる姿が映ってエンドマーク。まあ、ペヤングをどうやって密輸したかがすごく気になるが、岡山経由で手に入れた可能性はあるか?とは言ってもペヤングも結構な値段する昨今だ。そう、こんな物価高で米の供給もままならない今、再度新しいパンデミックがきたら、相当なストレスでしょうな。そんな中で小泉進次郎が総理にでもなったら、日本は生き地獄になるだろう。いや、今やってる総裁選の候補、誰がなっても生き地獄ではあるだろうな。いろんなことが歯止めが効かない中で、クドカンはかなり脚本にエグ味を出している。だが、日本の総裁がバカになるまでは考えていなそうだ。大臣がいろんなこと隠してるまでは描いているが・・・・。
しかし、コロナ禍の中では絶対に描けなかったようなワクチンやマイナンバーの陰謀論も入れていて、逮捕される前の小池栄子はマスクを気にしてることに、そんなことより、「気力と免疫力」だと断言す。その通りだ。そんな基本的なこと考えないで、言われるがままにワクチンいっぱい打っちゃって、今更、被害者ずらの日本人。大丈夫かと言いたい。私は、コロナ罹患確率は何をやっても50%だと思って、ワクチンなど信じなかったし、免疫力を失うのが怖かった。
そういう曖昧な危険な流され方をやはり、反省したかったのがこのドラマなんだろうね。高畑淳子が使ってる体温計が壊れてて、陽性か陰性かわからなくなってるのも、すごい皮肉ですよね。そんなもので人を区別するなと言うこと。しかし、このドラマの助演女優賞は間違いなく高畑だ!
そして、舞台が歌舞伎町のこともあるが、風俗王の松尾スズキが、自分の持ってるソープなどの風俗個室を患者の隔離に使わせるという件は、なかなかお見事な話。ちゃんとお風呂もついてるし、ホテルよりも居心地良さそう。まあ、すけべ椅子が、子育てに役に立った言うのは新発見。「すけべ椅子は育児用品に革命をおこすか?」というキャッチが私の脳裏をよぎった。
小池栄子が予言したように、第二波はきたし、そこで仕事にシャカリキになったところで、橋本愛がSNSで小池の日本の医師免許なしにやった手術のことを暴露。それが週刊誌の格好のネタになり逮捕。これなども、ジャーナリズムよりSNSが世界を動かすと言う皮肉。それでも、「聖まごころ病院」は生き残って、歌舞伎町のど真ん中で人の命を助けているわけだ。で、橋本愛の未来はあまり見えずに終わってしまったのはちょっと消化不良。
とはいえ、今現在の歌舞伎町の空気感みたいなものはそれなりに描き出せていたドラマだし、あまりにも色々飛躍しながらも現代を風刺する毒はてんこ盛りで面白かった。で、やはり、橋本愛のボンテージ姿が見たかったな・・・。
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