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「漂着者 ep,8」ラスト前に口裂け女が出てきても、驚かないし、よくわからない。

来週が最終回なの?ラスト5分を見ろ的な予告編なのだけれども、その5分だけ見ればいいのではないの?というドラマだよね。

しかし、話は佐渡に飛び、最後にそこにいた口裂け女の根岸季衣に生瀬勝久が刺されるという顛末。誰がこんなもの予想するよ。もはや、書き手はこの話を面白いと思っているのか?という思いさえある。秋元康、全然、エモくないのですよ。まあ、局の人はその名前を使いたいから、こういうドラマができるのだけれどもね。

もう、今回で8回目なのだけれど、最初から同じことを繰り返しているだけ。なんか、面白いものを見せてやるよ的な雰囲気はわかるのだが、視聴者も、中にいる白石麻衣や生瀬勝久も、ずっと同じ位置にいる感じ。これって、誰かの妄想なの?つまり、夢の中で終わりのない話に付き合っている感じなのだ。

なんとなく、斎藤工と野間口徹の話の中に、発端の鍵はありそうなのだが、それと、頻繁に起こる女子連続誘拐事件の繋がりもよくわからない。野間口の話だと、必要な子供たちは、バスで誘拐された子供だけみたいな話。そこには、シシド・カフカが繋がっていたのだが、彼女は死んで、もういない。ロシアの工作員的な話もここにきて消えている。

その末に佐渡の和菓子屋に秘密基地。足が悪い殺人者的な古臭い話。なんか、いろんな昔ながらの要素が散りばめられているのはわかるが、なんか、繋がりがここまで全く見えない。まあ、秋元康の作詞みたいなものなのかもしれないが、エンタメとして成立しているが、本当に面白いのかわからない感じがする。

これ、最初に脚本全部できていたのでしょうね。その上で、スッタフもキャストもみんな納得して撮っていますよね?ここまでみて、来週どんな結末なのか?なんか、みみっちい話で終わりそうな感じが怖い。

大体、最初の方で殺された大学教授とかも、存在が無くなってたりするのだが、なんか、後追いしていないから、夢なのか?

そして、最初から動画投稿している女子高生。それを斎藤が、「君たちおかしいよね」と言い出していたりする。このシーンが、今回で一番重要なような気もする。私たちが見せられているのは、斎藤工の夢?なんか、そんなオチにも感じてくる。夢の中のパラレルワールドを見せられているような?

そう、結局のところ「第6感」みたいなものに対して重要視されているが、そんなものはないということで、生瀬勝久もただ振り回されているだけで、家に帰ると娘が待っているみたいな…?

とにかくも、そんな、視聴者をバカにするような終わりしか私には考えられない脚本なのだ。大体、なんで「口裂け女」が出てくるの?そして、その女、殺しが終わったら光速で逃げなきゃダメでしょ?

最後に秋元康の夢だったというオチも考えられますね


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