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「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて(第5話)」社長暴走の後の、恋のスイッチ点火

ラスト、松田翔太に寄り添う高畑充希。こういうのがうまくなさそうで、ちゃんと画にしてしまうのが高畑充希の不思議さだ。先週、ニール・サイモンの芝居に似合うとかいたが、「グッバイガール」のマーシャメイスンみたいあな雰囲気に、ゴールディ・ホーンのような要素を混ぜたような女優だ。そう、最後は松田、高畑、そして志尊と3人の心にスイッチが入ったようになる。なかなかおしゃれなシーンに繋がっている。

今回の最初は新人の面接シーン。そこに現れる夏帆ちゃん。なかなかしっかりものの面接ができてました。こんな端役をさせるのは勿体無いよね。しかし、彼女の合格を告げる山田真歩、初めてらしいお仕事。彼女の使い方が実にもったいないドラマだ。それは、忍成修吾にも言える。まあ、高畑のギャラが今期のドラマで一番的なことがネットに書いてあったが、そういうこともあって、脇も豪華にしてみましただけでは、勿体無いと私は思うのですよ。脚本家がキャストを上手く使えていない感じである。

そして、今回は社長として頑張ってみようとした高畑が見事に空回りする話。こういうシーンって、会社にはよくあること。しかし、社長自ら動き、その末にライバル店に食材をもらいにいくとは、普通ではないが、馬鹿正直な感じの高畑の思いがよく表現はされていたと思う。

そして、荒川良々が、松田が彼女を社長にしたことを理解し始めたということは、ここでもはや社長業は合格に近いということなのだろう。そう、必死さが伝わればそれも良しである。

笠松将と松田の会社の専務が話しているのは、松田が結構孤独だということと、追い出されるかもしれないというような臭いもする。後半に向けての事件の伏線なのだろうが、高畑と一緒にこれを見るということは、最後には高畑が松田の秘密兵器として活躍ということか?そんなシーンと、今回の高畑暴走話を一緒の回にするというのは訳ありげではある。

そう、そして、結果となるレストランの食事シーン、なかなか美味しそうになってきた。この辺り、もっと明確に長く見せてもいいのではないだろうか?イベントの後でネットの意見を参考にするよりは、リアルな客が食べてるシーンでそれを解らせた方がドラマ的には盛り上がると思う。最近のドラマはネットを使いすぎている気がするのは私だけだろうか?まあ、リアルな世界でもパンデミックもあり、そういうのがどうも古臭くなっている感じもする。脚本家の皆さんも、すぐ変化するネット社会を取り込んで何かしようとしても、ドラマが動くときにはまた変わっていたりするので、それを使うのもほどほどにした方が良いと僕は思うのですが…。

とにかくも、三人の恋する気持ちが動き出している、来週からはラストに向けてのギアチェンジというとこでしょうか?

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