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「Get Ready!(第7話)」高校生ハッカーの初恋の話だが、救いがない終わり方

今回は、ハッカーを仕事にする日向亘の話。しかし、まだ高校生だった彼を藤原がスカウトしたというのは、かなり無理がないか?ハッカーの技術はオタクで天才ならそれなりの人はいるかもだが、こんなヤバい仕事に引き摺り込むのはどうなのだろうか?そして、引き込む際にもっと事件とかがあっても良い気がするのだが、そういうところは吹っ飛ばして、今回は彼の初恋の相手の女子高生がいじめに遭って飛び降り自殺。それを救う話。

で、この日向亘という俳優「姉ちゃんの恋人」で高橋海人の弟役だった人なのですね。気づかなかった。で、今回、高校生で出てきたが、これが、なんかショーケンの若い頃にすごい雰囲気が似てるのですよ。時代もあるが、ショーケンの方がもっと不良性が強かったし(本当の不良だったのだから当たり前か)インパクトは強かったが、この俳優、そういう路線で売っていっても良いのではないだろうか?目つきのシャイさが女心を誘うみたいな感じが今の若い俳優にはあまりない雰囲気を持っている。でも、今回の役は恋の相手も子供だし、真面目な役すぎますよね。彼が歳上の女に恋するみたいな話が見たいです。

それはさておき、今回の話。結果的には同級生のいじめではなく、女教師のいじめだったとは陰湿な話である。で、最後まで、何故、彼女が生徒にいじめを働いていたかは論じられてないのですよね。こういうところが、このドラマ、脚本スカスカなわけです。そのスカスカな状況で、患者を助けるとか助けないとか論じていること自体がおかしい。そして、いじめを疑われていた同級生で理事長の娘だから、そこから金を絞ろうという流れも、なんかスッキリしないですよね。全て、語られていた事は真実でなかったわけですしね。

そして、その理事長と、いじめの加害者の大して色っぽくもない女教師ができていたという話も、生臭いだけの話で、なんか見ていて馬鹿馬鹿しくなる。そして、最後には、手術で治った女子高生が、その女教師を刺して終わりって、救いはないですよね。もう少し、なんかしっくりする話にできなかったものか?

確かに、実際に暴力とかの手を下していない、言葉の暴力だけのいじめは犯罪として認められにくいのはわかりますが、それならそれで未来が見えるようなラストでいてほしかった。確かに、闇医者は患者を治すというのが仕事で、そんないじめの解決はどうでも良い事なのでしょうが?結局のところ、ここまでは、妻夫木聡の性格や心が全くわからない私であったりします。

次週はついに妻夫木自身の過去が見えてくるらしいですが、ここまでの展開を見ると、あまり期待できませんよね。まあ、私のこのドラマの感想も、他のドラマに比べ読んでる人少ないし、みな、落伍したのでしょうね。本当に、日曜劇場としたら珍しい駄作と言っても良いでしょうね。

そう言えば、妻夫木LOVEの當間あみちゃんは、お父さんが治ったからもう出てこないのでしょうか?


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