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「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~(第7話)」よくわかってない社員を社内政治に入れれば、政治は変わる

わかってない若手社員が政治に足を突っ込むと、足元を掬われるということで、地下室に逆戻りのマリリンであった。ということで、このドラマは双六ドラマなのですね。賽を誰が振ってるのかはよくわからないが、このくらい浮き沈みがある社員は、起業してもうまくいきますよ。そう、このドラマは、現在の若手社員への応援歌であることは間違いない。

今回は、社長が倒れたということで、次期社長を決めるための政治にマリリンが頭を突っ込んで、見事にJK5を会社方針にして、マスコミにリークしてしまう話。まあ、こんなことはないだろうし、こんな形で若手社員がテレビに出るというのもないでしょうな。そして、テレビの力もそんなにない。今風であるなら、ネットでリークする感じが普通でしょうね。

その社長候補。小木茂光vs野間口徹。最近は、こんな人たちで社長を争うんだなと、なんか時代を感じてしまいましたが、今回、野間口徹の演技が、なかなかよかったです。まあ、彼自身、社長候補なるものになったことは初めてではないでしょうかね。人望がない経営者家族という役、なかなか上手く演じていました。それなりに金持ちっぽい雰囲気ありますものね。その野間口にマリリンがついて回る感じだから、ドラマとしては貰い役だったということですな。

そして、野間口側にスパイとして張り付いていた女優が、「誰だこいつ」と思ってた私です。そう、なんか、ぽっちゃりで華が足りないのに、随分、セリフの多い役をもらっているなと思ったら、北乃きいでした。全く、わからんかった。少し太ったのと、なんか、おばさんっぽくなっちゃいましたね。それなのに、イケメンと結婚したいOL役。今、リアルには31歳、今田とは6歳差、役的には問題ないのだが、前はもう少し色気があった気がしますよね。私も嫌いではなかったものね。

話としては、マリリンの暴走で、江口と向井の目指す革命もプランを変えることに。そのプランBがどんなプランなのかは気になりますね。そして、地下に落ちたマリリンをどう活用して、自分たちのプランを成功に導いていくのか?もう、来週8話だから、もうラストに向かって登るだけですものね、楽しみ!

最後にマリリンが持っている手帳に書かれた言葉。「社内政治とは、やりたいことを組織で実行するための力」その通りであると思う。だが、高度成長が終わって以降、その実行する力のある社内政治というものがしっかりされていないのも事実であると思う。それは、国の政治と同じである。腐敗した膿を出さないままに、疲弊しているわけだ。古臭い話だからこそ、考えさせられることがいっぱいあるドラマである。


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