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「トリリオンゲーム」目黒蓮、今田美桜、スター性の殴り合い!私の大好物のようだ!

原作はコミック。そのコミック的な画を多分に入れながら、なかなか大口叩く芝居の始まり、始まりという感じ。今期のドラマ、なかなか面白いものが多い。そして、このところ不調のTBS、日曜劇場が話題になってるようだが、こちら金曜ドラマも派手な幕開け!かなり期待できる!

目黒蓮と今田美桜の共演というのは、映画「わたしの幸せな結婚」と一緒。なかなか息が合ってるのは当然のようだが、二人ともここでは、明らかにスターの芝居をしている。格好いいのだ!久しぶりに日本の俳優にそういう輝きを見た気がする。

まずは、目黒蓮。とにかく、これだけタッパがあって、この爽やかな感じは、時が時なら裕次郎的なスターになれただろうと思う。今までのジャニーズ系タレントの中でも格好良さでは抜けてるのではないか?それを芝居で見せられるのも大したもの。先に「Silent」のような静かな芝居ができることを見せられているせいもあって、男が見ても不愉快さを一切感じない爽やかさはまさにスターだ。もはや、木村拓哉の時代ではないし、そういう芝居が受ける時代ではないと感じるのは私だけではないだろう。そう、目黒蓮の時代は、明るい男たちが弾ける時代だと言ってるようである。ここで十分に弾けてほしい!!

そして、今までも私が推し続ける、今田美桜。今回は金持ちの役であり、まさにファッションショーだ。そして、ここまでの女優業で培ってきた、さまざまな表情の出し方が見事に生きている。今田美桜史上、最高の可憐さと言っていいだろう。そして、今田が目黒をビジネスとして欲しがるという設定も面白い。それが、恋愛的にどう変化していくのか?

そんな印象を先に感じるドラマだったが、主題は、行き当たりばったりにしか見えない目黒と、友人の佐野勇斗が、世界的企業を作るまでもサクセスストーリーらしい。そして、冒頭の入社シーンに続いて、ラスト近くのシーンと思われるが、佐野が一人で会社を背をっているシーンが出てくる。多分、この後に目黒が出てくるようなラストになる気はするが、そんな臭わせも含め、なかなかドラマに勢いがあった初回である。

出資を企業に募る中で、というか、まだ「何をやるか」という部分がはっきりしないうちに金を集めようとする大胆さ。そして、目黒が一回は裏切った今田の元に出資を頼みにいく。そして、イカサマではあるが、ビリアードの賭けを仕掛ける目黒。こういうの、昔の映画的で格好いいのだが、その昔っぽいという感じなしで描けるのがすごいと思った。

そして、今田の会社のハッカー対決ゲームに出場。そこで、目黒もやれるだけのイカサマを仕掛けながら見事勝ち残ったりする。この辺りの流れは、漫画原作的な面白さであり、一般のドラマシナリオライターにはなかなか描けない世界である。脚本は羽原大介である。この人は「ちむどんどん」の悲しい結果が今も脳裏に残るが、流石に原作があるとうまさを発揮しますね。とにかくも、面白くなりそうな初回でした。

先にも書きましたが、とにかく、スターを見たいと思ってチャンネルを合わせられるドラマだと感じました。それだけに、傑作にしていただきたいところ!期待大!

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