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「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて(第6話)」恋が不得手な三人のそれぞれの気持ちの昂まりをどう処理していくか?

今回のお騒がせ師は、高畑の母親の草刈民代。最近は、いろんな役に使われる草刈さん。「和田家の男たち」ではビキニ姿も披露したり、結構弾けていますよね。まあ、この年齢の方で脇を締めるような方が少ないのも理由なのでしょうが、最近ではこの方が日本を代表するプリマドンナだったことを知らない方もいるのでしょうね。まあ、そんな中だから、力入れずに演技を楽しんでいるような気もします。

そして、彼女が志尊淳との仲を高畑にけしかけて、きっかけ作りをする感じはなんだか良いですね。そして、松田翔平にもちゃんと会って、まだまだこれから彼女がこのドラマの恋の一つのキーを持っている感じもありますね。

その松田は優香に昔のことを責められながらも寄り添っているところを高畑に見られてしまう。先週は松田と高畑がいい感じになっていたわけで、ドラマ後半に入って、こういう揺り動かしみたいなことがこれから毎回起きてくるのかな?でも、優香、昔はこんな芝居してなかったですよね。なかなか大人の女をしっかり演じていました。まあ、プライベートではお母さんでもあるわけで、女優さんがさまざまに化けていくのが、私に興味深いです。

そして、今回の肝の部分は、笠松将が、高畑に面と向かって、「潰します」と宣言したところだろう。そこにめげずに高畑は、新店舗5店舗をテイクアウト店にしてしまいます。そう、そうやすやすとは潰されないという意思表示で、これができる高畑が「面白い」という松田翔平の見立ては確かに当たっているのでしょう。不動産物件がATM跡地しかないという現実をひっくり返すアイデアって結構出てこないですよね。こういうの脚本家は街を歩いて考えたのでしょうか?なかなか良いです。

そして、みんなの不器用な恋のモヤモヤがあっちこっちで火がついている。松田と志尊がサシで飲むようなものが入ってくるのも、その火がどこにどうついていくのかを観測するような場面。松田がホッピーを知らないという流れは、ちょっとありえない気はしますが、「ホッピー」を「ホッピ」と言い続ける松田はなかなか可愛かったですね。

前にも書きましたが、高畑充希という他にはいない感じの男殺し女優が、いい男たちをモヤモヤさせるのが面白いドラマなわけですよ。初回は、なんだコリャとも思いましたが、なかなか加速がついて、いい感じに面白くはなってきました。来週は志尊くんが本気になってくるような予告編でしたね。笠松の妨害もこれからもっとエスカレートしてくるでしょうから、色々楽しみな後半戦、乞うご期待という感じでしょうか?

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