「あの頃、文芸坐で」【56】武智鉄二監督の狂った映画「白日夢」「紅閨夢」そして高林陽一。
1981年8月8日、高林陽一監督と武智鉄二監督のオールナイト5本立てを観る。その前の4日には、シネマプラセットで井筒和幸監督作品「ガキ帝国」を観る。この作品、ATGと大阪のプレイガイドジャーナルの製作だが、なぜか移動映画館であったシネマプラセットでのロードショーだった。どこに小屋が立っていたかは覚えていないが、映画はとても印象的なものだった。井筒監督作品の中では、今でも一番好きな映画である。紳助竜助と趙方豪の主役3人の中の2人がもう鬼籍に入っているというのは、とても悲しい