「エルピス~希望、あるいは災い~(第10話)」真実を真っ直ぐに伝えるという嘘くさい現実をどう抉るかという世界・・・。
主題であった冤罪事件はそれなりに決着がついた感じ。しかし、真犯人の逮捕シーンなどは出てこない。そして、副大臣の失脚もない。つまり、最後にそれと差し替えた強姦事件の握りつぶしの方が大きかったということなのだろう。という部分を納得するかというと、なかなか難しい。そう、最後に長澤まさみが語っているように、真実などというものはこの世にないのだ。だからこそ、脚本家は、曖昧なままに視聴者にテーマを放ったということなのだろう。中途半端に思う人も多いかもしれないが、ある意味、今のこの国の現実