見出し画像

十人十色の「走る理由」

一年を振り返る時期が今年もやってきました。
「新型コロナウイルスの流行」という未曽有の事態に見舞われた2020年。東京オリンピックは中止になってしまったものの、スポーツの持つ力を改めて感じた人が多かったのではないかと思います。
自分の仕事やライフスタイル、心身の健康を見直すことが多かったであろう一年を振り返る時に、「私はなぜ走るのか?」「なんのために走るのか?」改めて考えてみてほしいという想いを込めて、ラントリップジャーナル投稿キャンペーンを開催しました。

#ぼくのわたしの走る理由 のハッシュタグがついた175件のジャーナルの中から、素敵な投稿を3つ紹介します。
(写真をクリックするとジャーナルに飛ぶことができます)

1.Sara. Anderson さん

画像1

いつも夫婦で一緒にレースで走ってきた。

 決まって私が後半つらくなると、いつも隣で励ましてくれた主人が、この日は様子が違っていた。 隣で話しかけても、ほとんど 返事をしない。 顔色も良くない。寒いはずなのに、ダラダラと汗をかいている。呼吸も苦しそう。 何度も救護所に行こうと言っても、首を横に振るだけ。
この日もいつものように、2人で手を繋いでゴールしても良かったのに、私の自己ベストが出せそうだったことを時計を見たら気がついた。 40キロまで併走し、残り2キロなら、体調が悪くても自力でゴール出来るだろうと思い、主人にたずねた。

「ごめん、先に行ってもいい?」
 「行けっ!」

 この主人の一言で、あろうことか、私は1人でゴール目指して走った。 そして、ゴール。 自己ベストも出せて、完走メダルもかけてもらって嬉しいはずなのに、素直に喜べなかった。
 ゴールしてからも主人が心配で待っていた。 ようやく主人の姿が見えた。 ふらふらとゴールした主人に思いっきり抱きついた。

 「ごめんね、ごめんね」
 「いいんだよ」

 涙が流れて止まらなかった。
それから、しばらくして主人に難病が見つかり、2人で一緒に走ることが出来なくなってしまった。 この大会が2人で参加した最後の大会になってしまった。

それでも、私は1人で走ることにした。
 家には、私のランニングでのおみやげ話を聞いたり、きれいな写真を楽しみに待っている主人がいる。 そんな主人のためにも、私は走りつづけたい。 私が主人の手となり、足になる。そう決めたのだから。

それがわたしの走る理由です。

レースに出るときはいつも一緒だったお二人の、ラストレースにまつわるエピソード。あの頃のように二人でマラソンを走ることはできない寂しさはあるけれど、愛する夫のために走り続けると決めた Sara. Anderson さんに、私たちも心からのNice Run!を贈ります👍

2.Gon さん

画像2

【私の走る理由】
格好良くいえば、 自分の脚で走ることでしか見つけられない風景を 画像に残すため😅

朝活し始めた頃、毎日続けるために風景写真を撮ってSNSにあげていました。 ある時、「毎朝楽しみにしています。」なんてコメントを頂いて、更にやめられなくなって💦
走るために撮っていたのが、 いつしか撮るために走る様になって、 距離も伸びて、 遠征ランする様になりました😅😅
  
車🚗で通り過ぎると見過ごしてしまう風景も、 自分の脚で歩いたり走ることで見つけられる景色を求めて、彷徨ってます🏃‍♂️😅

美しい景色をカメラにおさめるために。
自分の脚で旅をするからこそ出会える風景を見つけるために。

Gonさんのランニングスタイルは、これぞまさしくRuntrip。
これからもGonさんらしく、Runtripを楽しんでくださいね!Nice Run!👍

3.megさん

画像3

去年の12月ごろ、息子からマラソン大会の出場に誘われました。

「長距離なんて、大学卒業以来ほとんど走ってない。 無様な格好は見せたくない。練習しなくちゃ」

 いつまでもかっこいい母でいたい私は、これがきっかけで、2020年1月から週1~2回のペースでランをスタートしました。

 2020年3月、子供たち休校。コロナの影響で出場予定だった大会は中止。 一気にモチベーションダウンでランニングを辞めました。 3か月間子供たちとたくさん話し、たくさん遊び、子供の成長を感じたのと同時に、 小6の息子と一緒に過ごす時間はあとわずかなんだと感じました。 (小1の娘はまだまだ一緒に時間を過ごせるかな。)
子供が成長しても一緒にできること、そして、一緒に楽しめるものを…と考えたとき、息子から誘われたマラソン大会のことを思い出し、 6月からランニングを再開しました。

「いつまでもかっこいい母でいたい。 子供たちと同じゴールを目指して走りたい」

これが私のモチベーションであり、走る理由だと思います。
息子よ!来年こそは一緒に走ろう。

小学6年生の息子と共に過ごす時は、”このままだったら”あと少しであることに気づき、一度は辞めたランニングを再開したmegさん。

「いつまでもかっこいい母として、子どもたちのそばで走り続ける」

その姿がもう既にかっこいい、素敵なママランナーであるmegさんに、私たちからもNice Run!を贈ります👍

あなたはなぜ、走りますか??

コロナ禍でランニングイベントが軒並み中止となっている今、「走るモチベーションを見失っている」という声を本当によく聞きます。

壁にぶつかっている方はぜひ、これを良い機会として、「なんのために走るのか?」「自分はなぜランニングが好きなのか?」「走ることで何を得たいのか?」、改めて考えてみると良いのではないでしょうか。

もちろん、自己ベストの更新や最長記録の更新に向けて頑張ることは、とても素晴らしいです。しかし、「ランニングの楽しみ方は速さや距離といった記録の向上だけではない」ということにも気づけると、ランニングライフの充実度がより増していくはずです。

あなたの #ぼくの私の走る理由 、見つかったらぜひ、ラントリップジャーナルへ投稿してみてください。きっと素敵な仲間から、Nice Run!が届くはずです👍