田舎の製造業|二代目アトツギ | 年商60億 社員数350名 → 独立起業

同族会社の二代目アトツギでした。年商60億、社員数350名、親族と対立しながらも社員と共に会社を改革し、業績を大きく伸ばしました。現在は経営を次世代へ引渡し後継者支援の仕事をしています。血みどろの事業承継を経験しましたが、おかげさまで現在は充実した日々を過ごしています。

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同族会社の二代目アトツギでした。年商60億、社員数350名、親族と対立しながらも社員と共に会社を改革し、業績を大きく伸ばしました。現在は経営を次世代へ引渡し後継者支援の仕事をしています。血みどろの事業承継を経験しましたが、おかげさまで現在は充実した日々を過ごしています。

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社員から信頼される社長が有する「10の特徴」

社長だけでなく、中間管理職の方であっても部下からの信頼は重要ですよね。今回は、このテーマについて解説させて頂きます。 社員から信頼される社長が有する「10の特徴」 経営者として明確な自分軸を持っている 問題が生じたとき、逃げない、部下を責めない 普段から愚痴を言わない 実務には必要以上の口を挟まないが、要所要所で適切なアドバイスをする 雑談力に長け、部下と仕事以外の話題で話を盛り上げる 公私混同しない 柔軟な発想・行動ができる 他人の話に根気よく耳を傾ける

    • 実験的な試みのお知らせ

      私は後継者時代に経営の勉強でかなり苦労したのですが、後継者の多くが私と同じように苦労しているようなので、「経営の勉強」で参考にして頂けるような資料を書いてみました。 かなり真面目に書きましたので、 後継者の方にはおそらく役に立つ情報もあると思います。 ~まるっと学ぶ・・・社長になる前に~ 「学ぶべきこと」 「知っとくべきこと」 「5つの経営基礎スキル」 というドキュメントを10月末まで試験的に公開しています。 ご興味ある方はダウンロードしてみてください。そ

      • 困ったどうしよう?兄弟経営が上手くいかない・・・

        会社に入るまでは、兄弟仲良く助けあってきた。でも、会社に入ってしばらくすると話す事もなくなるまで関係性が悪くなった・・・このままでは、会社が空中分解してしまう。 よく耳にする話です。昔は兄弟仲が良かったのに、なぜ関係性がおかしくなるのかについて解説します。 兄弟経営が上手くいかない根本原因 パターンとしては、いくつかありますが、最も揉めるパターンについて解説します。 (最強に揉めるパターン) 兄弟の年齢差が小さく、経営者としての力量も大差ない このパターンが最も厄介な

        • 「家業を辞めたい」と思っている方に読んで頂きたい話

          ご実家が事業を営まれており、家業で働いていて「会社辞めたいな」と思っている人もいると思います。今回は、そんな方に読んで頂きたいお話です。 そもそも・・・ なぜ、自分は家業に入ったのでしょう?バラ色のの人生を求めて入りましたか? 社長を目指して入りましたか? それとも、それまでの生活に嫌気がさして家業に逃げ込みましたか? 或いは、親族が苦労しているのを見かねて助けようと思い、入りましたか? 家業に入る理由は、人それぞれですが、必ず何らかの目的があって家業に入ったはずです。

          解説!経営セミナー・〇〇塾でスキルが得られないワケ

          経営者の皆さん、こんなお悩み、ありませんか? 「高額の経営セミナー・研修に参加しても成長した実感が得られない」「スキルが身に着いた感じがしない」「業績も変わらない」今回は、そうなる理由を解説します。 経営スキル体得は簡単ではない経営者を目指す方は、独学で学ぼうと書籍を読んだり、セミナーに参加したり努力すると思います。私も経営者見習いの時代には、膨大な量の書籍を読み漁りセミナーに参加していましたが「スキルが身に着いた」「成長した」という実感がなかなか得られませんでした。

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          社員のためにできること、してあげられること

          社長の皆さんは、社員が少しでも働きやすい環境で仕事ができるように腐心されていることと思います。私は仕事柄、規模の大きい会社、小さい会社、都会にある会社、地方にある会社と、いろいろな会社に接する機会がありますが、その中で気づいたことがあります。今回はその気づきについてご紹介します。 一律の施策では満たせないニーズ 社員の定着率を高める、新卒社員の採用を意識した報酬、自由度の高い休暇制度、子育て支援、働きやすいオフィス環境、、、いろんな手法で企業は社員のために報いようとしていま

          悩ましい”値決め”について

          中小企業の社長であれば、値決めの問題は常に頭を悩ます問題だったりします。今回は数年前から家電業界で起きている変革をご紹介しながら、値決めについて書きたいと思います。 中小企業に於ける値決めの実態 いつからか、商品の作り手であるメーカーが値決めの決定権を失う市場構造に変わってしまいました。私も新しい事業を始めたとき、新製品を出そうとしたときに値決めは常に悩ましい問題でした。なぜ、苦労して製品を開発している我々メーカーが、こんなにも流通業に値切られてしまうのか。。。何度となく考

          問題処理方法と社風の関係

          皆さんにとって理想の社風とはどんなイメージでしょうか?社員が生き生き働き、業績がグングン伸びている組織?今回は、企業で問題が生じた場合の対処方法と社風に関するお話です。 私が過去に努めた会社の社風について 大学卒業後、最初に勤めた会社では創業社長が70歳を過ぎても現役バリバリの会社で、工場勤務以外の社員は30名程だったと記憶しています。アトツギの息子さんもいらっしゃいましたが、当時、50歳を過ぎていましたが実態としては殆ど権限がなく、社長の言いなりのような状況でした。何か問

          難しい事を分かり易く伝えるスキル

          難しい理屈でも初めて聞く人、あるいは子供にも分かり易く説明することが上手な人っていませんか?このスキルはポジションが上がれば上がるほど求められるスキルであり経営者には必須です。今回はこのスキルについてのお話。 抽象化させるスキル 難しいことを相手に分かり易く説明するためには、相手がイメージできるようにかみ砕いたり、何かに例えて説明したり工夫する必要がありますよね。これは大学院で初めて聞いたことなのですが、難しいことを抽象化して説明すると表現するらしいです。なるほどと思いまし

          企業の根源的な強みの探り方

          存続している会社には、必ず強みがあります。多くの経営者は、その強みを生かして業績を伸ばそうと努力しますが、そもそも強みを間違えて捉えていたり、有限の強み、根源的な強みを理解していない事もあったりします。今回は強みの探り方、作り方に関するアプローチについてのお話です。 有限の強み・根源的な強みの違い この違い、私は恥ずかしながら経営コンサルタントになってから違いを理解できるようになりました。そもそも、根源的な強みと、根源的な強みが生み出した産物の違いすら分かっていないかったと

          会社の業績を伸ばす1つの方法

          社長であれば、誰でもどうやって今の業績を伸ばすか毎日考えている事と思います。私自身も毎日考えていることですが、1つの方法を今回はご紹介します。 業績を伸ばすためには、いくつかの方法があると思いますが、会社の成長ステージ、会社規模によって方法は異なります。今回は、社員数が300名以下の中小企業を想定して話を進めていきます。 私が直面していた経営上の課題 私が後継者として経営を行っていた会社ですが、社員数が350名、年商が50億円ちょっとある企業で創業から50年は経過していま

          トップダウン文化から脱却する方法

          後継者の皆さんの中には、先代から続くトップダウン文化からの脱却で悩まれている方も多いと思います。一般企業にも存在する課題であり、マネージャーの皆さんは指示待ち部下に困り果てている方もいるのではないでしょうか?今回は、どうやって脱却するかについてです。 トップダウンになってしまう原因 トップダウン≒「指示待ち社員の蔓延」という事にもなると思いますが、こうなる原因は主に2つあると私は考えています。 (トップダウンになる原因) まず、創業者が長く社長を務めている会社のケースで考

          経営者の「自由 と 責任」について

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          大企業出身者 = 仕事ができる人?

          今回は中小企業に於ける採用、人材についてのお話です。大企業では頭の良い人がたくさんいます。そして彼らは大概、仕事ができると評価される有能な人が多い。では、中小企業ではどうでしょうか?今回はそんなお話です。 大企業に求められる人材 大きな会社で求められる人材は「専門性」が高く「即戦力」である人たちが好まれます。従ってキャリア採用では、どのような経験と実績があり、何ができるのか?この辺が選考で重要な要素になってきます。業界経験が長く、人脈も大きく、入社直後から高いパフォーマンを

          経営者を目指すアナタ。苦手な人と仲良くなれますか?

          社長という立場になると、苦手だなと思う人とも円滑な関係を構築する必要があります。しかし、エリート街道を走ってきた人はコレができない人が多い。私はアトツギ時代にこのスキルを身に付けて大いに助かりました。今回は社長を目指す人が絶対に身に付けなければならない「丸腰人付き合いスキル」についてご紹介します。 社長とそれ以外の職位における決定的な違い いろいな違いはありますが、私が実際に社長をやってきて感じることは「人付き合い」についてです。 経営層以外であれば、正直な話、苦手意識を持

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          経営者が、辛いことを乗り越える思考方法

          経営者に限らず、誰でも生きていれば年に数回はピンチに遭遇するものです。そんな時、私がどうやって乗り越えてきたかご紹介します。 悩みにぶつかる原因 人によって悩みはそれぞれですが、1つ考えられる原因として自分の理想とは違った状況に直面すると、人は悩んでしまいます。「なんで、こんな事になるんだろう?」こういう思考パターンになりますよね?そうなると、殆どの人は何とかその状況を乗り越えようと頑張ったり、もがいたりする。これはこれで、時には良い場合もあります。 しかし、理想が高すぎ