笑顔は私の戦闘服

私は常にニコニコしている。

笑顔で素敵だね！って言われるけど、

本当は、

家でどんなに悲しいことがあっても、
すごく悩んでいて苦しくても、
なんか気分が乗らなくて色々辛い日も、

学校や職場で誰かに会うと、なぜか笑顔で接してしまうというだけ。

癖になっているのだ。
笑顔で接しられたら人は嫌な気にならないだろうっていう確信が自分の中にあるから。

うぬぼれなのか、
笑顔でいるとき、私は強くなれる気がするから戦闘服だと思っている。

そもそも、自分の悩みなんてちっぽけだし。
友達なんかに相談するようなことでもないと思う。

相談って、話が面白くないと結構難しくて。
私は結局、頭の中のひとりラジオで解決する。

「今夜もはじまりました。ひとり語りラジオ。…えっと、その、ほんと、なんなんですかね。生きているとどうしようもなく、うまく行かないことだらけで。ちょっとしたことで傷つきますよね、、。…いやあ、そもそもうまくいくって思ってること自体がよくないのかもしれないけれども…」

頭の中なら本音が言える。
頭の中ならちょっと遠回りした言い方でも通用する。
人の反応を気にしなくて済むのだ。大丈夫だよって自分で自分を励ませるから。

また、異常に警戒心が強く
「弱みを握られたくない！」
「自分の手の内を知られたくない！」と
思ってしまう傾向にあるようで、

笑顔の意味としては、

「私は今この場を楽しんでいる1人であり、気に留めないでください」という合図も込められている。

笑顔でいると、空気になれる。
その場に馴染みやすい、空気になれる。

人に迷惑をかけないため、
それがたとえ友達であっても、礼儀を弁える上で必要なのが私にとっての笑顔なのだと思う。

正直、しんどいときもあるけど、

今日も私は笑顔をまとう。