見出し画像

集客のこと

お店を始めてまず、頭を悩ませた事
集客。
とにもかくにも、お客様から来てもらわない事には始まらない訳であります

場所がイマイチこりゃダメだな。
最初だけだろう。
とにかく広告をしないと人が来ないと思うよ。
…挙句の果てには
こんな場所にわざわざ来てもらうには、「実績を積んでからでも遅くないのでは?」

これらは最初にお店を始めたくて銀行、商工会、知人、家族にかけられた言葉です。

応援しているよ!
頑張って!
私が聞きたかった言葉をくれる人はいませんでした。

皆がお店をすることに否定的。
現実はそう甘くない
今すぐにお店をやるべきでない。
そんな7 years ago…
誰からも期待されず、銀行からは集客の問題があり融資できないと断られたそんな私が
広告費ゼロでお客様を市外地に呼び続けている(自称)
その訳を考えてみた集客についてのnoteです。

とにもかくにも、まずはたくさんの人に知ってもらい、来てもらう。
・そのためにしたことは何か
・そのために出来ることは何か
個人的な意見のため、偏りがあるかもしれませんが必要な方に届いてくれることを願います。

こんな方に読んで欲しい

大きなお店でも、どんな業種でも結局やることの基本は同じだとは思いますが
あくまでも私が出来る範囲でしかも小さな菓子店がしている方法。
家族からのお手伝いはあるが、殆ど一人で作って売るスタイルです。
お菓子で儲かりたい方向けではないです。
自分もお客様も幸せな販売のスタイルを目指している人向けです。

オリジナルの商品であること

7年経った今でも、集客って奥が深くて正解が無いし繁盛店と同じ集客をしたところで同じように繁盛するとも限らないと思っています。
だからこそお店に合った集客方法をなるべく早く見つけ、磨きをかけつつ常に実践していく。
これがそれぞれのお店に合った集客方法かなという結論に至りました。(現時点で)

・資金があれば、広告出して集客して、たくさん作って、利益をたくさん出せばいい。
・安く作れて高く売れるなら、一日決まった数だけを売れば利益が取れる。
・お店に呼ぶのか、ネットで売るのか。
・人の集まる場所に自分が行って売るのか。
・当日だけ売れるものなのか、日持ちしてある程度在庫を持てるのか。

お菓子を売ると言っても様々。多様な販売方法全てに当てはまらないことを先にお断りしておきます。
もしかしたら私の事業形態のみかもしれません。
でも、自分の作ったお菓子を売ることについては共通することがあると思っています。
それは、商品力。オリジナルの商品であること。

皆が同じ物、例えば大手菓子メーカーの商品を仕入れて売るという物でなくて
どこにもない商品を自分で作ることです。

「日持ちするからと言って、同じようなクッキー缶を販売するな。」

見て手に取って食べてみて、どこのお店にも無いオリジナルであることが重要だということです。
ちょっと偉そうな口調になってしまったけど、だけどこれだけは譲れないこと。
同じような似たような物だったら、安くて便利で知っている信用性の高い物が勝つから。
もう一度言います、オリジナルの商品があってこその集客だ。

何でオリジナル商品がいいのか

集客を取り上げている記事ではありますが私自身は集客に力を入れていません
基本的に一人でお店を回しているような小さな菓子店では集客に時間とお金をかけていられません。
その分、しっかりと美味しい商品を作り続ける、生み出し続けるということが大事だからです。
ここで質問なのですが、
自分の作ったお菓子を売る人にとって楽しい過ごし方はどちらですか。

☑ 毎日、毎晩、毎月か分からないけど、集客に頭を悩ませている時間
☑ 次は何を作ろうか、どんな食材を使おうかと頭を使い悩んでいる時間

多分答え合わせなど必要ないはず。
どんな仕事でも、楽しい時間が多い方がいいですよね。
大手メーカーのお菓子なら、どこでも買えるのが利点ですから近くて便利で安いお店で買います。
何処にもないあそこに行かないと食べられないから、あなたのお店が選ばれるのです。
という私も、スナック菓子をつまみながらこの記事を作成中です;-)

選ばれるため、来てほしいお客様がいる圏内にはない、自分だけのオリジナル商品を作ること。
まずは商品力を重要事項とした上で集客についての記事に進みたいと思います。

奇抜過ぎない美味しい商品を作る

これで600円!?ぶっちゃけ自分で作った方が美味しい…
と思った経験、多分皆さんお持ちのはず。
でも、それを選んだのは自分自身。自分で必要と思ったから、その商品を手に入れたいと思ったから買った。

Qじゃあなんで買ったのか。
・自分の好きな味だった、
・パッケージに興味を引かれた、
・他に良いものが無かった、
そして、リピートはしないですよね

美味しさ。最初は関係ないと感じても、後々集客につながる事になると私は思っています。理由は以下
まずいものはタダでも食べたくない。
100万円あげるとなると話が違うけど、それなりのお金を払うから爬虫類使った試作パフェ食べてと言われても嫌ですよね。

ちょっと例えが奇抜すぎましたが、つまり商品は美味しい方がいいのです。

どこにも無い商品となると、奇抜でインスタ映えするものが浮かぶかもしれません。

例えいいね!を押しても、そこに行ってまで食べたいとは思えなかったらどうなんでしょうか。
知ってもらうという意味では集客になるかもしれませんが
そこに力を入れるより正統派で行く方がストレスがなさそうです。

自然と集客できるワザ

それは、美味しいオリジナルの商品があること

真似したお菓子を作ってわざわざボスキャラしかいないエリアに足を踏み入れずとも、美味しいオリジナルの商品があれば敵が少ないので勝率が上がる。

世の中の資金力のある企業が想像も出来ないほどの広告費をかけて集客している中に、自分のお店も参入していくことになります。
同じものを売っていたら当然、勝ち目は無いと考えるのが自然でしょう。

商品力がないと集客しても疲れる

何処に行っても売っていないオリジナルの商品、商品力が必要ということです
どこにも無くて美味しければ、話題となり自然とお客様が口コミで広げてくれます。

これこそが私が7年経った今でも感じている集客の超重要点なのです。
小さなお店では商品力、お店にしかないブランドが重要です。


オリジナル商品とは|商品力の高いお菓子の作り方

商品力=お客様が欲しいと思っていてまだ無い商品

お菓子が美味しいのは当たり前です。
そしてその一歩先。こんなものが求められているのにまだターゲットとするお客様がいるところに存在しない商品をつくることです。

何回も言い過ぎかもしれないけど、本当に大事なので何回でも言いたくなります
段々飽きてきましたよね…でも大事だと思うんです!

ちょっと面倒かもしれないけど、作ってしまえば後は楽です。

さて、次は実際にやっている具体例です!

オリジナル商品の作り方|具体例

実際にしていることは、来て欲しいお客様が住んでいる町のお店めぐりをし、調査し、どこにも無い形を探すこと。

手順は以下

例 クッキーを始めたい。
1.クッキーが置いてあるお店全てをリストアップ
2.場所と営業時間をチェックしつつ足を運ぶ
3.出来れば全種類のクッキーを買う(余裕があれば看板商品を聞いて買う)
4.消費期限、味、形、内容表示、価格を書き留める
5.どこにもないポジションで販売する
おまけ・売り方で真似できそうな事は真似する

まずクッキーがあるお店を検索してリストアップし、実際にお店に行き、自分が勝負で勝てそうなポジションを探る。

自分のお店で新商品を出す時は、なるべくこの手順で商品開発を行っており、ライバル店とは違うポジションを選ぶことはかなり大事だと思っています。
どこかのお店の真似をしたって安くて美味しい方が勝つし、近くて便利な方が勝つから。

そうではなくて、わざわざお店に足を運びたくなるような自分のお店にしかない商品を最初から作ることが大事だと考えています。
真似をしたお菓子で売れてもちっとも嬉しくない。

ここで気を付けて欲しいのは、奇抜過ぎるものは要注意ということ。
地域性もあると思うので一概には言えないのかもしれませんが
どこにもないメニューはそもそもお客様が必要としていない物
という可能性もあり
好みじゃない人からナンパされても無視するのと一緒かなと。
私はナンパされたことがないけど。

同じようなお菓子を販売して、お客様の取り合いになるより効果的だし
ここで頑張ってお菓子を作れば楽です。
我儘をいえば、利益の高いお菓子を効率よく大量に作れるものがベスト。
これが難しく今でも悩みの種。

これが実際に使っているポジションの探し方です

ポジション探し

ライバルの少ない所を見つけ、美味しいクッキーを生み出すだけ。


小さな菓子店の集客方法|SNS活用

さて、商品ができたら具体的に集客に入ります。

参考までに私が発信しているものと目的を紹介します
HP      基本的な正しい情報の確認
ツイッター  日々の情報を毎日発信
Facebook   限定商品の紹介
アメブロ   伝えきれない心の中の思いを発信
Googleマイビジネス  経路の確認と口コミ評価

私の場合まず始めたものはブログ
オープンする前から開業までの日々を綴りました。

FacebookなどのSNSってかなりのファンでない限り、文字は垂れ流しだと思っています。
隙間時間でじっくり読む人もいるかもしれませんが、次から次へと情報をスキップできる事が楽しいのでは。

興味のあるものだけは一文字残らず読むが、割合で言ったらたぶん少ない。
しかも、ツイッターでは伝えたいことが伝えきれない。
文字制限があるから。
たまにリツイートしまくりの人の文章を読むけど、かなり読みにくくないですか。

そのため詳細についてはアメブロで更新。
興味のある方はどうぞ的な感じです。

お店のHPでお菓子を販売している方はSEO関係で見てそちらのブログがいいです。

HP
無いよりある方がいい。文句を言うわけではないけれど、食べログなどの情報って間違っていることありませんか。
近いお店ならまだしも、旅行先で検索をしてお店に行ったら休みだった。

ちゃんと調べて行ったのに。
そんな経験ないですか。

会員になればお店の情報を編集はできるものの、あれもこれも編集するのはひとりで回しているお店では営業時間が変わる度にあれもこれもチェックするのだけでも一苦労
信頼できるお店のHPが一つあればそれでOK.
少しでもお客様を増やしたい一心で色々やるのも集客のひとつで、あくまでも出来ないものは無理しないのも手です。
本音は人を雇ってインスタ映えする写真とかいっぱい撮りたい・載せたい(心の声)

SNSは何か一つだけでもやった方がいいです。
お店関係の事を簡単に投稿すればいいだけ。
蒸すかしく考えるとキリがないので写真移りとか映えを気にする前にどんどんアップしていくのがコツ。
ただ、やれないならやらない方が良いと考えていて
理由は以上と同じです。

Googleマイビジネス
グーグルMYビジネスというサービスに登録(無料)
お店の場所が分かりにくいため、マップが必要と考えました。
ネットから申し込みをし、登録した住所にコードが記載された手紙が届き再度ネット上から登録をします。
詳細はググると出てきます。

ただし、たまにグーグル上の口コミで精神的にキツイことも書かれることがあるので、嫌な方や悪い口コミに返信したくない方はやらない方がいいかもです。
駐車場が狭いとか、営業日が少ないとか普通に公開されます。

リピーターの増やし方

店しおり
来てくれたお客様がもっとお店のことを知りたいと興味を持ってくれた時に持ち帰るお店の情報があるといいです。

値段が書いていないお店のメニューや情報をしおりで知らせる事は、一度購入してくれたお客様の再来店に繋がります。
誰かからもらって食べたら美味しくもっと食べたい。
自分もお店に行ってみたいという、新規のお客様を獲得へのキッカケにもなります。
これ、地味におススメです。

しおりは基本情報、もっと詳しい情報はどこで見れるのか分かるものを、商品と一緒に渡すだけ。
オシャレな物より、お客様が欲しい情報を載せることが大事で私は手書きの店のしおりをオープン当初よりずっと使い続けています。

何が良い悪いではなく、お客様が得て役立つ情報を載せることが大事だと思っています。

新規集客方法

まだお店に来たことのないお客様をどうやってお店に来てもらうか。
・お店の情報をなるべくそのお客様に届くようにすること
・来てくれそうなお客様にアプローチすることです。
内容はこちら
ツイッターに店内の様子を毎営業日に更新
Facebookに限定商品の告知
人が集まる場所に行って商品を売り、ついでにパンフレットを渡してお店に来てもらう(催事など)

冒頭でも言いましたが、新規のお客様がお店のオリジナル商品がちゃんと美味しければ口コミで広がります。

口コミと集客についてはランニングママブログでも紹介しています

広告費ゼロの集客|商品力と発信力

新規のお客様については色々あるけど、冒頭で紹介したオリジナルのお菓子。つまり商品力があれば自然と口コミで広がります。

これこそが広告費ゼロの集客方法です。
つまり、開店時により多くの人に知ってもらい、来店してもらい、そこからは口コミで広げていく方法。
ちゃんと美味しいお菓子。商品力があれば広告費用はなし

① 最初の一年はまず新規のお客様を獲得する努力をし続け
② 自分のお店で何が売れるのか、何が求められているのかを分析
③ お客様が欲しい、食べたい新商品を生み出しつづけます。

その新商品は本当にお客様が求めるものであったのか
自分への見返りもちゃんとあるのかを見ていきます。

そしてリピートしてもらうための施策を考え、実行。
思いついたものは何でも実行していき、効果のあるものを継続していく流れです。

ただ、商品力があってもそのお菓子を求めているお客様が知らなければその人は来店してくれません。

ここで発信力が大事になってきます。
実際に私がお客様からのリクエストに応えて出した商品がありました。
が、その人に伝わらず来て欲しい人に来てもらえなかった

期間限定で作ったため、お客様にも自分もとても残念な結果に。
そのため、届けたい人に情報を届ける
ということはとても重要だと思います。

方法としては
毎営業日にツイッター発信
新しいお菓子が出した時だけフェイスブック

ツイッターでは毎日のメニューを更新、フェイスブックを見てくれれば新しいお菓子の情報が詳しく分かるようにしています。

お客様は、お店の情報を何処で得られるかよく分かっていません。
何年経っても課題ではあるけど、知りたい情報がどこで知ることが出来るのかも一緒に教えてあげるようにしています。

集客のこと|まとめ

小さなお店が力を入れるべきこと 
集客 < 商品力の高いお菓子の開発

集客で最初にすること
= 先ずは多くの人に知ってもらうこと

口コミを広げるための裏工作
= 正確な情報を発信すること

広告費ゼロの集客方法
= 商品力が高くて、お客様から求められ見返りもちゃんとある

以上
私が今まで実際にしてきた集客方法です。

雑談

最初に公告費を使っているので、最初から費用ゼロだった訳ではないですが今でも効果を感じているのは

オリジナル商品があるからこそ。
真似されることはあっても、自分が真似をしたお菓子はありません。

似ているものはあっても、自分が来て欲しいお客様がいる所のライバル店と同じような形と値段や雰囲気で販売しているものは無いと言えます。

そして、細かく言えば費用ゼロではないけど
少し手間暇かけて店名刺や店のしおりを作ることで、リピーターさんに繋げる努力もしています。

外注したり、月に数万円する雑誌に掲載したりは一切していません。
(無料の取材はあり)

集客については困っていませんが、集客し続ける努力はし続けていますし、楽ではありません。

でも、自分が好きな仕事、自分の幸せに繋がる仕事を続けていくために努力は必要なのだと思います。
この記事がひとりでも誰かの為になれたら嬉しいです。

最後まで長々とありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?