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20代の一般人男性がはだし感覚ランニングに目覚めた理由👀

皆さん走ってますか? ランニングするぞーです。


実は私、この2年ほどランニングシューズを履いて走っていません。

大会もシューズなしで参加してます。


じゃあ何を履いているか? もしかして履いてない?

安心してください...履いてますよ!(もう古いよね。時代は令和だもんね!)


じつはワラ―チという履物を履いてます。簡単に言うと草履みたいなサンダルみたいなものです。

これがめちゃくちゃ自分に合ってまして、今のところ、これ以外で走れません。

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ワラ―チの正体

ワラ―チってなんだよと思われた方、一般的な感覚です。素晴らしい!

普通に生活していてまず使わない単語ですからね。知る必要もないです。


でも今日はちょっとだけこのノートにお付き合いください。ワラ―チについてちょっとだけ詳しくなってくれたら僕はそれだけでこれを書いた意味があります。


もし家族や友達に「ワラ―チって知ってる?」なんて聞いてくれたら、僕はスキップで会社行っちゃいます。


まだまだワラ―チは知名度低いし、最大のライバルのナイキの厚底さんには完敗ですからね。見ました? 箱根? ワラ―チなんて誰も履いてなかった。これが現実ですTT



前置き長くなりましたが、ワラ―チとは何か。

それはメキシコの峡谷に住む先住民タラウマラ族が愛用している履物です。タラウマラ族は走る民族といわれていて、険しい峡谷のトレイルをめちゃくちゃ長い距離走ることで知られています。詳しくは僕のバイブルのBorn to runで!



走るために生まれた?

ほんとうに薄っぺらいゴムに紐を通しただけの履物で人は走れるのか? 不思議ですよね。でも江戸時代の飛脚は草履でしたし、一昔前の東京オリンピックは誰もが薄っぺらいソールの布製シューズで走っていましたよね。その時は裸足のアベベが優勝しましたし。人は何も履かずとも走れるようにできているのです。

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↑私の足 シューズを脱いでから真っ黒だった爪が再生☆

人類の祖先は、走る民族でした。獲物を追って、追って、獲物が体力を使い切ったところで仕留めていたのです。なのに現代人は体力がないし、ちょっと走るとすぐ足を怪我してしまします。これはなぜか。


まずは体重。そしてクッション付きのシューズ。さらに舗装された道路。私はこれらがけがの原因だと思っています。これはまた別の機会に...


ワラ―チとの出会い

話を振り出しに戻して...

私とワラ―チとの出会いは2015年ごろ。大学の図書館で。Born to runという青い表紙の分厚い一冊の本から。その頃はサンダルで走るタラウマラ族なんておとぎ話かなんかだと思っていた。唯一市販されていたルナサンダルは、海外サイトから購入&輸入しか入手法がなく、2万円ととんでもなく高い。貧乏学生だったのでサイズ合わなかったら絶望するなと思い、購入はあきらめました。なんという高嶺の花。ここでワラ―チとのひと夏の恋は終わるはずだった...

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転機が訪れたのは2019年2月。勝田マラソン。フルマラソンで死に物狂いで4時間を切った僕は、サブ4という栄光の代償に膝に怪我を負った。翌日からは筋肉痛と膝の痛みで走れるわけもなく...


ゴール後、会社のラン仲間と集合して反省会。そこに現れたワラ―チ姿の50代の男性。聞くとその人も4時間切ったらしい。しかもかなり涼しい顔をしている。そのときのワラ―チ姿がとてもかっこよく見えた。この人は翌日もランニングしてた。


後日、ワラ―チの作り方を教えてくださいとその人に頼んだ。Amazonで材料を取り寄せて、教えてもらったYoutubeみながら見様見真似で作ってみた。ワラ―チ1号↓。

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大会から2週間後くらい、膝の痛みが引いたところで走ってみる。驚いた。地面の感覚。薄さのおかげで地面をしっかりととらえて走れる。1キロ走ったら足がパンパンに。普段使っていない筋肉が目を覚ました感じがした。


徐々に距離を伸ばしていく。少しずつ、少しずつ。だんだん走り方のコツがつかめるようになってきた。かかと接地は絶対にしない。痛いから。かかとにクッションが入っていないから。痛いことは本能的に体が避ける。えらく足の調子がいい。


そこで初めてわかった。これまでのヒールストライク走法(かかと接地)は人の体のつくりに合っていないと。正確に言うとBorn to runを読んだ時に知っていたが、体が初めてそれを理解した。


そこからワラ―チでのランにのめりこんだ。2か月後にはワラ―チでハーフマラソンに出て自己ベスト更新。その一か月後に万里の長城マラソンのフル完走。半年でフルマラソンの自己ベスト1分更新。1年後には100キロマラソン完走。

この快進撃は常にワラ―チとともにあった。

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↑宮古島ワイドーマラソン 100キロ


今、シューズを履くとすぐに左ひざに痛みが出る。でもワラ―チだと痛みが出ない。そして走るのがシューズの時よりずっと楽しい。だからずっとワラ―チで走っている。


そしていずれ裸足で走りたい。今の最長はだし走行距離7キロ。

いつか100キロのウルトラマラソンをはだしで走りたい。



「時代と逆行している。」よく言われます。

高額な厚底に夢中になる気持ちもわかります。だってかっこいいもんナイキ。

でも安価なワラ―チの方が自分の体に合っている。だからこれからもワラ―チで走ります。


ワラ―チへの招待

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

ワラ―チに興味が出た方、ぜひ下記リンク先も覗いてみてください。ワラーチの作り方が紹介されてます。
マンサンダル公式サイト

今僕が使用しているワラ―チはこのサイトで紹介されているマンサンダル結びをしています。


市販されてるワラ―チや足型渡して作ってもらえるサービスなんかもありますが、まずはぜひ自分で作ってみましょう!

自分で作った方が愛着湧くし、自分の足のサイズにぴったりと合うものが作れます。

わからなかったら教えますので気軽に連絡をください。






僕は膝の痛みから解放されるため、そして毎日健康に走るためにワラ―チを始めました。そして目覚めました。

皆さんも素敵なランニングライフが送れますように!

ではまた次回!


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