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股関節と膝関節の働きからハムストリングにかかるストレスを考える。

関節は【筋力】と【重力】によって動く。
ランニングの踵が地面から離れてお尻に近づく時は、ハムストリングが働き、踵がお尻から離れていく時は、ハムストリングのチカラが抜け重力により伸展します。

ハムストリングは股関節伸展と膝関節屈曲に同時に作用し、推進において膝関節の姿勢をコントロールしながら地面に対して股関節の伸展力を伝達するキック動作(RFD)や、下肢全体のスイング動作に使用されています。
またそれと同時に、膝関節を屈曲した下腿の急激な振り出しを制動するような張力が発生しています。この関節力による振り出しを速くしたい、しかし動きが、非常に大きくなることで、ハムストリングが耐えられなくなり痛みを伴っていると思います。
→ここでハムストリングに大きな衝撃!!!耐える筋力が必要!

下記写真
大腿の振り戻し(A)によって生じる膝関節を後方に戻す関節力(C)は、膝関節伸展方向に強く下腿を振りだす作用(B)を生み出します。
この時、ハムストリングは股関節伸展の主働筋ですが、同時に下腿を制動する役割も担っています。

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→衝撃を抑えるために→着地インパクトと関節の運動のタイミングがとても重要になります。


特に素早い下肢の足さばきが求められる動きでは、縫工筋が股関節に対しても膝関節に対しても屈曲に働いています。この筋を使いすぎると筋肉が硬くなり、この痛みが根強く残ります。


RFD...短時で最大のチカラを生み出すこと
筋は直接それをまたぐ関節や身体の動きを介して離れた関節に作用するものもある。


下記写真
ハムストリングは股関節伸展・膝関節屈曲
大腿直筋は股関節屈曲・膝関節伸展の作用を有し、伸筋・屈筋両方の作用を持っている。
縫工筋は股関節と膝関節いずれに対しても屈曲に作用する。

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