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トレーニングサイクル

【ランニング中のエネルギーをいかに効率よく使っていくか!向上していくか!】

     〜カラダの機能を知ることにより効果は更に向上!〜

     〜トレーニングで刺激した機能(ゾーン)のみが効果として現れて、それは最大の負荷を与えるトレーニングが強くなる、速くなるポイントです〜

ランニングは走る速度に比例してエネルギーの必要量が増加し、必要な酸素の量も増やさなくてはなりません。

みなさんが摂取できる酸素量は心肺機能と毛細血管の発達具合や筋肉内のミトコンドリアの機能に大きく影響されます。→トレーニングを止めてしまうと機能が低下します。

合宿で行うグループトレーニングでのペース設定、距離設定、そこでの心拍数でトレーニングする事により、疲労物質を溜めて反復し、筋肉の収縮運動が阻害されそれ以上の継続ランニングができなくなる事からの改善を行っています。30km以降ペースダウンしないように!

この機能を向上するためには最大酸素摂取量の向上を目指し、それにはインターバルトレーニングを行う事が重要です。

●インターバルトレーニングは呼吸循環系能力の向上や改善、その継続能力を高める為におこなっていきます。

心臓の送り出す力で酸素を筋肉に運び、その最大値を上げる事で速いスピードでも動きが継続できる力の獲得を目指します。

多くの酸素を必要とするインターバルトレーニングにより、最大酸素摂取量に到達する事を目的として取り組み、有酸素性エネルギー供給機構を最大刺激して有酸素性エネルギー供給の向上を目指します。

【呼吸の数、呼吸の深さ、心拍数、心拍の出量、活動筋が血液から取り込む酸素量、ミトコンドリアで造られるエネルギー、肺活動の向上でエネルギーシステムレベルアップを狙います】

エネルギーの使われ方

●二重橋4周〜13周や8km〜16kmなどのペースランニングでのトレーニングで主観的にきついが継続できるペースでの疾走では、糖(グリコーゲン、グルコース)60%〜70%、脂肪40%〜30%あたりでのエネルギーの使われ方をしてトレーニングをしています。ところが、疲労物質が溜まると糖エネルギー使用が増加して脂肪の使用が減少します。

脂肪の使用をできるだけ長い時間使用し、糖エネルギー(グリコーゲン、グルコース)を温存する事が30km、35km過ぎの失速を無くします!

前半にタイムの貯金をしておこうと考えて、糖エネルギーの消費量を増やしてしまうと疲労物質が増えてしまい筋肉の収縮運動が阻害されそれ以上の継続ランニングができなくなります。つまりエネルギーの使われ方は最大酸素摂取量と密接な関係にあります。

ここで重要ポイントです、糖エネルギーと脂肪エネルギーを50:50で走るトレーニングを行っていけば両エネルギーの使用割合が同じで、マラソン後半のエネルギーの使い方をカラダが覚えて行けるのではないか!と考えてしまうかもしれませんが、筋肉中の疲労物質の除去スピードが生成速度に対応していく能力の向上を目的としますので、低負荷でのトレーニングではそれができません。つまりペースランニングトレーニングが必要になります。

●心理的に楽で自由なペースでの走りができるLSDトレーニングを導入します。

週末で時間に余裕がでいたら取組んでください。

エネルギーシステムの改善、カラダの末端の毛細血管を目覚めさせ、ランニング能力を向上する事を目的とします。

相互関係にあります!!!!

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【有酸素運動(マラソン)を続ける3つのエネルギーシステム】

①カラダにあるクレアチンリン酸という物質を分解して作り出すエネルギー → 非乳酸性エネルギー供給機構

②カラダにあるグリコーゲンという物質を分解して作り出すエネルギー   → 乳酸性エンルギー供給機構

③ミトコンドリア内で行われるエネルギー

 *ミトコンドリアは遅筋線維に多く、私たちが寝ている時も動いている心臓の筋肉(心筋)も非常に多くのミトコンドリアを含んでいます。

①、②の分解エネルギーでは長距離のマラソンを走るには限界があります。

そこで③のエネルギーシステム、酸化系によるエネルギー産生が重要になり、③を高める事を目的としてトレーニングを行なっていきます。

ミトコンドリアでは、エネルギーを作り出すために酸素を使います。この酸素は呼吸によって肺から取り入れられ、毛細血管によって運ばれてエネルギー源になってます。ですので、毛細血管や遅筋線維が発達すれば、酸素を運ぶルートが増え、その先には爆発的なエネルギーを作り出せるミトコンドリアという工場がたくさんのエネルギーを作ってく事ができ楽に長く速く走れるようになります。

多くの活動筋を動員させて(接地出力をしっかりして、重心移動をスムーズにしスピードアップ、コースの特性をうまくとらえて乳酸をより多く発生させながらより多く再合成し運動量を増やす事ができれば長い距離を速く走る事ができるようになります。

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