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暑さに勝つには! 〜熱順化〜

暑い日のランニングは、いつも以上に水分は失われて体温(中核体温)が上昇し、体力(貯蔵グリコーゲン)を使い、走る機能を低下させていきます。そしてはおおきな問題が体温の上昇と脱水、熱中症です。

パフォーマンスアップの為に!!!

体重の3%の脱水が起こるとパフォーマンスも低下するといわれています。練習後の体重減少が2%を超えないように水分補給をしておきましょう。
例えば、体重50kgなら1kg、60kgなら1.2kg、70kgなら1.4kg以上にならないようにするということです。 日ごろから練習の前後に体重を量り、その差が小さくなるような水分摂取を心がけます。
では、どのように水分補給をしたら良いかというと、具体的なポイント!

・こまめに(15~20分ごとに)
・少しずつ(150~200ml程度)
・ランニング前にも(250~500ml)


ポイント❶練習前の水分量が重要性が高く、練習毎に実施することでカラダのダムの状況把握になります。(それにより汗の出具合や気温、湿度による違いも個別性がみえてきます。)
ポイント❷3%以上脱水がみられる方は、特に給水に気をつける必要ありです。(脱水や熱中症にならなくてもダメージが残る可能性あり)または練習の負荷が高すぎる恐れもあります。
ポイント❸熱順化できているか(汗をかけない方)や夏から秋になり汗かきダメージが減れば同じ負荷の練習も楽に感じます。それを客観的にみる一つの指標に体重を測るのも手軽な方法です。

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【熱順化プログラム】
熱い環境下でのラントレーニングに対する生理学的反応を見ていき組み立てていきます。(トレーニング設定し結果の反応から内容)
意外と順応性が良いです。


【方法】
暑熱環境でのトレーニングは、意外と順応性が高く、同じ条件でランニングをおこなっても症状や兆候は軽減します。これは温度機能調節機能が改善した結果の生理的反応です。
順化は、深部温(体の内部の温度)を上昇させて発汗が起こるような高温な環境に繰り返し曝されることにより強くなっていきます。
最大酸素摂取量の50%〜95%の強度で、1日1時間、高温の環境で運動する事が暑熱環境への順化には最も適していると言われています。

準備期間を設けて順化していくようにレッスンをしていきます。

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