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フラー株式会社で1年間エンジニアバイトをして感じたこと

はじめに

はじめまして。新潟大学大学院修士2年生の安川悟(@runn_622v)と申します。この記事では、新潟でエンジニアバイトとして1年間(2019年4月から2020年3月まで)働いたことについて書こうと思います。

私は、フラー株式会社の新潟支社でAndroidエンジニアとしてアルバイトをしていました。フラー株式会社では、モバイル行動データを核に、アプリ分析支援事業共創事業2つの事業を展開しています。私は、共創事業の方に所属しており、そこでAndroidアプリ開発に参加していました。

バイトを始めるまでの経緯

2019年1月末に就職活動を終え、全てのモチベーションが低下していました。こうしてダラダラと卒業まで時間を潰すのはもったいないし、お金もみるみるなくなっていくのでバイトをしようと思い立ちます。

最初は、就職活動前に働いていた某新潟企業に戻ろうかと思いましたが、プログラミングが好きだし、就職先が都内の某IT企業であることもあり、勉強ができてお金がもらえる(最高)エンジニアバイトを探しました。しかし、Googleで「新潟 エンジニアバイト」と検索しても全くそれっぽいのがヒットせず…。諦めかけていたときにふとTwitterで検索してみたら、うじかわさん(@ujikawa1026)の以下のツイートを見つけて、時代はTwitter就活か…(?)と思いながら即DMを送りました。

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アプリ開発はやったことがなかったですが、しっかり学べるいいきっかけになるし、楽しそうだったので迷わず応募しました。

この後いろいろやり取りをして、無事に2019年4月から採用してもらえることになりました!勢いというか、やったことがなくても、やりたかったら自分から行動するというのは大切だな〜と改めて実感しました。

インターン期間

前述の通り、プログラミング経験としては、趣味でポートフォリオサイトを作ったり、研究で機械学習を少しやっているくらいで、モバイルアプリ開発は全くやったことがありませんでした。それでも、インターンとして基礎から教えていただけました。方針としてはゴールを設定して、それを達成するためにやることをまとめて決定しました。

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インターンシップの方針(30%加速させるぞ!という強い意志)

インターンでは、実際に簡単なアプリ(GitHubのRepositoryを取得して表示など)の作成を通して、わからないところがあれば質問するという感じで、2ヶ月くらいで基礎の基礎を学びました。画像の表示や繰り返しの表示、APIからのデータ取得など、ライブラリを使用するところは、業務で使用しているものを指定されたので、ライブラリ選定の手間が省けて、自分はアプリ開発を勉強することに専念できてとてもやりやすかったです。

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開発したアプリ1つ目(全然お店のマップアプリではない)

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開発したアプリ2つ目

バイトとしてやったこと

1. 長岡花火 公式アプリ

バイトとしてまず最初に任された仕事は、長岡花火 公式アプリのバグ修正や機能追加でした。当たり前ですが、インターンで作ったアプリと規模が違いすぎるのと、自分が書いたコードではないので、最初はかなり戸惑いました。「(わからねえ…)」と思いつつ結構格闘しましたが、解決できなかったので、わからないところをまとめてSlackで質問すると、すぐにヒントが返ってきてとても助けられました。その後もめちゃくちゃ助けてもらい、なんとかPRを出し、マージされたときは嬉しかったです。

皆さん優しく、Slackで質問すると忙しい中すぐに返信をくれたりして、本当に初心者に優しい環境で温かいなあ…とこの時から思っていました。

このアプリの開発を進めていくにつれて、だんだんと慣れてきて、軽い機能追加などなら一人でPRまで持っていけるようになりました。また、長岡花火にはWinter Fantasyという冬のイベントもあるので、そのアプリ対応も行ったりして、1年の中でも結構ガッツリと関わったプロジェクトだと思います。

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たった4時間を最高にするアプリ

2. 新規案件アプリ

なんとアルバイトでも新規案件のアプリ開発に参加させてもらえました!これも結構ガッツリと関わったプロジェクトです。このアプリの開発では、ディレクターやデザイナーの方々とコミュニケーションをとることが比較的多く、FigmaやSlackなどで適切な人に質問することを心がけていました。機能追加ではなく、ひとつのページを実装するという経験もさせてもらえて、とてもやりがいがあって楽しかったです。

3. ストアレビューのSlack通知

フラーでは、多くのアプリを開発・運用しています。日々これらのアプリを使っていただいている皆様から、Play Store, App Storeにフィードバックが届きますが、これらを共創事業全体で共有する仕組みがありませんでした。そこで、ストアレビューをSlackに通知できれば良いよねという感じで、仕事を任されました。

これは、言語選択から、どういう仕組みでSlackに通知するかなども自由にやらせてくれました。言語は、少し経験があって、社内でも書ける人がいるGoを選択し、GCPやGitHub Actionsなども使ってみたかったので使いました。一から全て自分で書いたものが社内で運用されていて、感動しています。。

Androidだけでなく、こういった仕事もやらせてくれて、とても勉強になったし何より楽しかったです。

4. おまけ(業務以外)

12月には、フラー Advent Calendar 2019というものが開催されていて、フラーのアルバイトも記事を書きました。自分も、21日目に記事を書いて、アウトプットの難しさを実感するとともに、自分の考えをまとめる意味でも重要なことだなと感じました。バイトをしていなかったらおそらく記事の投稿もしていないだろうし、とても良い経験でした。

1月には、日本最大級のAndroidカンファレンスであるDroidKaigiの公式アプリのコントリビュータになりました。フラーのAndroidエンジニアの方々が続々とコントリビュータになっていくのを見て、「乗るしかないこのビッグウェーブに」という感じで改善点を見つけてPRを投げ、マージされました。これも自分一人だったらおそらくやっていなかっただろうし、OSSへの貢献が盛んなフラーでバイトしていたからこそできた経験だったと思います。

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さいごに

私は、卒業後に都内の某IT企業で新入社員として働きます。この1年間フラーで学んだことは確実に自分の力になり、今後の仕事に大きく役に立つと思っています。このような素晴らしい経験をさせてくれて本当にバイトをやってよかったなと思います。とても楽しかったです!ありがとうごさいました!

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