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君だけを...ずっと。
??:◯◯!何してんの!早くー!
◯◯:あぁ...今行くよ。
数メートル先からこちらに呼びかける人物。
__村井優。幼い頃からの知り合い、所謂幼馴染と言うやつだ。
まぁ"幼馴染"とは言っても、そこまで仲がいい訳じゃない。
僕が引っ越してしまってからは、1年に1度帰省するこの夏の時期にだけ会う仲。
__ただ、それだけの間柄だ。
目の前に聳え立つ無数のビル、眩しすぎるコンクリートの照り返
究極の二者択一 Root "H"~選択~
夢を見た。妙に断片的な。
◯◯:ほっ...本日よりお世話になります!よろしくお願いします!
__そうか、これは"彼"が入社してきた時の...
◯◯:...森田先輩...ご指導ご鞭撻の程...宜しくお願いします!
__ひかるでいいよ。
◯◯:えっ...そっ...そんな馴れ馴れしく...
__いいの。ある程度馴れ馴れしくなきゃ一緒に仕事出来ないけん。
そうそう...こんな感じだった。
眠れぬ夜は…"君の所為"
__眠れない夜。
これが想像以上に長く苦しいものである事は誰しもが知っている事だろう。
それが"誰かの所為"であれば尚更__
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◯◯:...朝か。
カーテンの隙間が徐々に明るくなり始める午前5時。
気怠い身体を起こし、壁を背にベッドに腰かける。
大学2年生になり、一人暮らしにも随分慣れてきた僕には1つ悩みがあった。それは...
__夜眠れないこと。
究極の二者択一 Root "S"『貴方の瞳に...』
あれから1週間。
僕の頭の中は"彼女たち"の事でいっぱい。
『好きです...ウチは..."そういう風に"...見てますから...』
『私も負けんよ...ってこと。覚悟しといてね?』
夢でなければ僕は今、2人の女性にアプローチされている。
そう、文字通り夢でなければ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Root "S"
貴方の瞳に...
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ひかる:2人ともお疲れ様。定時だよー。