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阿見AC SHARKS

皆さんこんにちは!
阿見AC SHARKS兼RUN-LINE ライターの楠康成です!

今回のRUN-LINEは私たちSHARKSが行っているクラウドファンディングの期限も残りわずか!と言うことでまだしていなかった私たちのチームを紹介していきたいと思います。


たくさんのご支援ありがとうございます!!!

プロ選手としての第一歩

簡単に言いますと、全ては私のわがままから始まりました。


高校生まで阿見ACで育った私はそのまま地元の実業団チームに進み、6年間実業団選手として競技に専念をさせてもらっていました。

その当時の私は昔からの夢であるオリンピック出場の夢を叶えたくて叶えたくて仕方ありませんでした。しかし日本の中距離のレベルは当時世界への切符すら得ることのできないレベル、その先駆者として世代を引っ張っていかなければならないと。
そんな思いもありながらも、私は鳴かず飛ばずで世代トップにすら程遠い選手。日々のトレーニングには焦りが見え始めていました。

そこで何かにすがるしかなかった私は、環境を変え一定になってしまったリズムを変えてみたいと阿見AC理事長である父に相談をしました。

正直、無茶振りでした。
今までトップ選手で競技に専念し、高い活動費を確保して競技者と言うだけで雇用されていた選手は阿見ACにはおりませんでした。

その時の私の思いを受け止めてくれた阿見のスタッフの皆さんに感謝しても仕切れないです。
そこから理事長が死に物狂いで昔から阿見ACの活動を支えてくれていたスポンサー企業の方々に掛け合い、夢を共に追いかけてくださるプロ選手として最初のスポンサーを見つけてくれたのです。

御子息

私のわがままから始まったプロ生活、しかし私の心のもやもやには世間からのイメージがどのようなものなのか?そればかり考えていた時期がありました。

中距離界に一石を投じたい。
「今までにない取り組みとして中距離選手としてのプロ活動を世の中にアピールし、選手たちに夢を与えたい。」

想いはありながらも、所詮、私は御子息。

世間から見たらただの阿見ACの社長の息子です。
私がどんな取り組みをしたところで、特別扱いを受けているだけじゃね?
そう思う人も多くいるのではないか?ずっと気にかかっていました。

阿見ACのプロ選手として活動させてもらうようになってすぐ、私は理事長にまた無茶振りをしました。


「もっと選手を雇ってチームを作りたい。」

選手は楽です。
想いも何もぶつけるだけ、試合も会場に行って走るだけ、
何も気にせず、たくさんの人達の力に支えられてやりたいことができています。

それでも私たちの使命、世間にアピールし影響を与えるためには
阿見の血が流れていない選手を雇うことで、すべての中距離選手にプロになるチャンスがある。と知ってもらう必要がありました。

そこからも理事長は挨拶回り、新規スポンサーの獲得と本当に一生懸命に動いてくれました。
私はそれに走りで応えたい。そう思っていましたが空回り、焦りはレース、生活に伝染し自分を見失ってしまいそうな時期すらあったのを覚えています。

希望の光

理事長と二人三脚で夢を語っていた頃。
2人の若者が私の生活の近くにいました。

それが当時練習パートナーの田母神一喜。
そして彼がよくつるんでいたのが茨城県出身で同郷のスーパースター飯島陸斗でした。

2人のスーパースターにある日理事長と合わせて4人で夢を語り合いました。
恥ずかしながらそれは当時の阿見ACの全力の勧誘でした。

大手実業団チームのような雇用体制はなく、ましてや、彼らを雇えるまだスポンサーすら集めることができていない状況での勧誘。

夢を語るしか出来ません。それでも2人は一生懸命に聞いてくれて、
「笑われなくてよかった。」ほっとしたのを今でも覚えています。

その時二人が、「面白そう!」「チャレンジしてみたい!」
そう言ってくれたことが私たちの希望の光となりました。

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SHARKS

私たちの夢に共感してくれたとはいえ、彼らは大学を卒業し社会人になり自ら生計を立てていかなければなりません。
当然収入面、生活が保証されないと口が裂けても雇うなんてことは言えません。

そこからの半年はたくさんの出会いがありました。
今まで私の活動を暖かく見守ってくださっていた方々からのご支援、人をたくさん紹介していただいていく中で、たった今支えていただいているスポンサー企業の方々と出会い、一緒に夢を追いかける仲間が増えていきました。

それは過去の活動だけでなく、あの田母神・飯島が阿見で活躍してくれるかも!という期待も大きく彼らのおかげで話を前向きに聞いてくれる人たちが増えたのは大きな事実です。

半年かけて彼らの生活を保証できるだけのスポンサー様からのご支援をいただけることになり、そこでようやく正式に2人のスーパースターへオファーをすることができたのです。

そうして集まった3名の中距離ランナーにあるスポンサー企業の社長から愛称をつけた方がいいね。というアドバイスをいただきました。
阿見ACで練習する子供達。通称アスレッコの子達のマスコットに「さめぞう」という男がいます。
彼が成長した姿という君を込めて

阿見AC中距離トップチーム 「SHARKS」

がここに発足したのです。

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これから

発足までのストーリーを駆け足でお話しさせていただきましたがどうでしたでしょうか?
ここに書かれていないたくさんのストーリー、人々の協力があり「SHARKS」は今ここに立っています。

綺麗なお話ばかりですが、
わがままな男と大学卒業したばかりの若者2人で結成されているチーム。
社会人としてはまだまだ甘いところばかり。

少しだけですが社会に先に出た先輩として、社会の厳しさや感謝など、3人で共有しながら立派なプロ選手になれるよう闘っていきたいです。

そしてSHARKS 楠康成の使命として、

「子供に憧れを・人に夢を与える」をテーマに

人々が人生をかけて目指す価値のある陸上界。自分の夢を思いっきり追いかけることのできる環境を作るための第一歩をAMI AC SHARKSとして踏み出せたことをとても幸せに感じます。

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最後に

カッコつけた生意気にお話をさせていただいてはいますが、まだ私たちの活動には資金が足りていないのが現状です。
今SHARKSクラウドファンディングといたしまして皆様からのご支援を受けさせていただいております。

クラウドファンディングは残り数日となり、ラストスパートですが、SHARKSの挑戦はまだまだ続きます。

今後とも、2020年、


楠康成・田母神一喜・飯島陸斗の3名でスタートした阿見AC SHARKSを暖かく見守っていただけたら幸いです。

阿見AC SHARKS キャプテン

楠康成

画像提供 ©︎EKIDEN_NEWSさん



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