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グレートマザーの寓話、世界は業を飛び越えていく~かぐや姫が負った罪

 皆様、こんにちは。ルーンの裏側へようこそ。今日は、2023年に起こりそうなことを、
グレートマザーの寓話や大アルカナで読み解いてみました。

後半は、前回のこちらの記事では書ききれなかったことを書かせていただきました。

あくまでも、エンターテイメントとしてお楽しみいただければ幸いです。

【2023年は癸卯みずのとう〜意味することは雪解け、春の芽吹き】

2023年は、癸卯ということで、兎年に当たる年となります。占星術的にも、3月から冥王星に、風のエレメントである水瓶座が入るため、飛躍の年とも言われていますね。
(ただし、山羊座に冥王星が入る月もある。まさに、一郎的「変わらなきゃも変わらなきゃ」)

で、癸卯の癸は、干支の陰陽五行説である十干の一番最後を表し、癸は水、
卯は、陰の木で、十二支の四番目、草木が地面を覆うようになった状態を表すと言われています。
ですので、僅かな芽吹きから、今まで培ってきた、力を試される年がいよいよやってくるとも言われています。

2022年の壬寅は、陽の木と陽の水を表していて、これは「男性性」や「見えるもの」を表すとすれば、
2023年の癸卯は、陰の木、陰の水を表し、「女性性」「見えなていなかったもの」が明らかになっていく年とも言えるかも知れません。

・2022年の恋人から生じる、新たな展望と、スピード感をもって実現する2023年の戦車


個人的には、2024年に向けて陽陰が、出揃うというふうにも見えるんですよね。

「卯」の形は、開いた門、すべてのものが冬の門から飛び出す「陰暦の2月」であり、祭祀では、「生贄の肉を両分する形」→「公平や当分」を表したり、両分した形は、左右対称の象形文字を表していて、「同じ価値のものを等価交換する意味」するといいます。

個人的には、「卯」の形は、2022年→6番目の大アルカナ恋人にも見える。生贄や等価交換を意味するなら、貿易に関すること、交換条件について、それに伴う犠牲、見せしめといったことで何か見えてくるものを表しているようにも見えます。

大アルカナ 6番目恋人

そして、2023年は、2+2+3=7で、7は戦車。描かれている戦車は、恋人から連想して、2022年で構築され、熟成されてきたものの2つが揃って、両輪の車輪が動き出していく状況を思わせます。

戦車に相当する星座は射手座ですが、射手座は新しい冒険、新たな展開を意味しますし、戦車の意味は、スピーディーにことが運ぶことを表しています。

大アルカナ7番目:戦車

見えるものも見えないものが絡み合って、ときに反目し、ときに協力し合って、時代を築いていくことになるのではないかと読んでいます。意外なところから意外なものが結びつき合ってということもありそう。
2024年は、新しく芽吹いたものが成長する様を見ることになる。甲辰は、陽の木と陽の土で、土が乾くほどの熱い時代がやってくるとも読めます。

・オラクルカードで占う2023年のテーマ

2023年のテーマ/使用カードは、ヴァガバットギーターとグッドタロットオラクル

では、2023年のテーマは何かを、オラクルカードで占ってみました。

  • 風の4

  • 水の8

  • 火のエース

  • パンチャカーラナーニ(行いの5つの要素)

  • マーヤー(可能性を現す力)

  • プラクリティ(可能性・根本原因)

パンリャカーラナーニというカードは、これまで行われたことが一つのことに集約していくことを表していそう。風の4は回復だとか復活のための休息を表しているのだけれど。これまでの生き方の内省が必要というふうにも見えます。マーヤーやプラクリティは、これまで見てこなかった可能性に目を向けるときで、もっと言うなら、働く意味や生きる意味を見直すきっかけに入るのかなとも思いますね。

来年を占うと大アルカナは「星」のカードはよく出るのだけれど、「水瓶座=風=目に見えない」という連想も浮かび、時代は、「目に見えないもの」化が増えて、それが改革を起こしていくというふうにも見えます。火のエース→それに伴って、新たな働き方や産業が起こるのかな。

・母なるものと父なるもの

ユング心理学的に解釈するなら、水や風などの自然の恩恵と自然の驚異となるものをグレートマザーとするなら、火は創造、文明、規範をつくる父なるものとして表現できそうです。

よく2023年の風の時代までは、「準備に過ぎない」と言われてきたけれど、これは、母なる大地、地母神を目覚めさせる過程だったようにも解釈できるでしょう。
で、準備は整い、新たな神々が生まれていく。

そう思えば、ロシアによるウクライナ侵攻やチャイナのウィグル、チベット人道問題などは、まさに、血を捧げる時代の生贄のよう。日本でも子供に対する事件や虐待、自殺といった事件も当てはまるかもしれませんね。

↑の記事でも書きましたが、「時代は一人のカリスマよりも、共感力が生むカリスマ」が注目される時代に入ると思うんです。

例えば、チャイナの白紙デモや、イランの反政府デモで多くの若者が立ち上がって、声を挙げていますね。

時代の寵児に、ヒーローは現れるかも知れないけれど、彼、彼女たちには地位も名誉もない、あとから、「あの人の名前は、○○さんだったんだね」と言うのがわかるだけ。

どうしようもできない政治的な脅威、家族、社会を含めた痛みを伴う出来事から、弱い者たちがどう生き残るのか、古びた老賢者(ずっと国を縛り続けている規範や規則)、天変地異(グレートマザーの荒御魂の面:今後も、天災は避けられない)を乗り越えて、新しい時代を切り開いていくことになるでしょう。

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