危うい時代

「戦争放棄」本当にできる?

私は毎年、戦争関連番組を録画し保存しています。
居住地が地方で、チャンネル数が少ないのもあるでしょうが、そういう番組を放送するのは、ほぼNHKです。
まわりに実体験を語れる方がいなくなる中、忘れてはいけない、とても大切なことなのに、「視聴率」がとれないのでしょうか?
テレビ局側の利益優先(会社なので仕方ないところもありますが)と、視聴者の無関心が、現状を生んでいるのでしょう。

昔の事実はもちろん、今のウクライナやエルサレムなどで起こっている現実を、しっかりと伝える必要があると思います。

今の学校教育では、トラウマにならない対策なのか、昔よりも「戦争の実像」は見せないまま、「昔話+道徳 風」にしか平和教育をしなくなりました。
でも、悲惨な写真や動画なども見て「正しく怖がる」がないと、ゲームなどのCGで戦闘シーンに慣れている若者や子ども達は、戦争を軽く考えているor無関心orひと事です。

ある子は、平和教育の動画を見ていて「まだ終わらないの?」と言い、
ある子は、「ゲームと同じように、戦闘機から撃てばいいんでしょ?なんで戦争したらいけないの?」と言いました。
ある修学旅行の平和学習では、語り部の方に、生徒が「死に損ない」と言った 話も聞いたことがあります。

また、戦争まではいかずとも、「簡単にお金を稼ぐ手段」として、闇バイトに応募し犯罪に加担する若者も増えています。

戦争は、殺人や暴力や略奪など、あらゆる犯罪を正当化してしまう行為です。
自分がやって許されるなら、自分や家族がやられる可能性もある訳ですが、そこがすっぽり抜けているんです。

自分の、家族の、友達の、
体が爆弾で吹き飛ばされたら、
銃で撃ち抜かれたら、
瓦礫に押し潰されて、生きたまま焼かれたら。
命が助かっても、
手足を失ったら、
目が見えなくなったら、
火傷や傷跡が残ったら、
一人だけ生き残ったら。

どうやっても取り戻せない、後悔してもしきれない未来しかありません。

「戦争の恐ろしさ」をしっかり伝え、「戦争放棄」を一生叫び続けていくことは、過去に過ちを犯した日本が続けていくべきことだと思います。

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