新入社員がWebサイト制作業務を担当して学んだこと
新人として配属されてから約2年半所属していたWebアプリを開発する部署からこの夏に異動となったので、この機会で自分なりに学んだことを振り返ってみました。
また一般のWeb業界とは少し異なると思いますが、Webサイト制作業務に興味のある学生や未経験の方の参考になればと思います。
簡単な自己紹介
情報系の大学を卒業後、2017年にシステム開発系の会社に新卒入社。
入社以来、Webアプリ開発部署で主にイントラ(社内)向けのWebサイト受託開発を担当していました。
小規模な開発チームで動いていたので、新人にしては大きな裁量が与えられていてわりと自由に動ける環境だったと思います。
とくに配属直後から契約処理からリリースまでPL(プロジェクトリーダー)として担当させて貰えたのは貴重な経験でした。(当時は無茶振りだと思いましたが笑)
業務内容について
開発上流から下流工程まで何でもやらせてもらいました。
具体的には、
・フロント系業務
- 見積り作成
- クライアントとのやり取り(契約のとりまとめ、仕様調整)
- 要員の確保(基本的に各ラインで複数案件を抱えているので開発要員は他ラインと調整が必要)
- プロジェクトの収支、進捗管理(予定どおり進んでるか、問題があるならリカバリーをどう行うか考える)
・ 開発系業務
- プログラム製造サポート(コードレビュー、問題があったらサポート)
- デザインの調整(ワイヤフレームの作成、開発メンバーへの発注)
- 試験関連(試験項目書レビュー、脆弱性試験は自分でツール動かしてやってました)
- 品質報告(内部でマネージャー陣にプロジェクト内容の報告をしてリリースの承認をもらう)
他にもドキュメント作成など当たり前ですが、細かい業務があります。
また簡単なコーディングは自分でやる場合もあり、Web開発業務については幅広くやっていたと思います。
面白かったこと
直接クライアントに自分の成果をフィードバックしてもらえることはやりがいを感じることができました。
サイトの提案や納品時、クライアントに喜んでもらえると手応えを感じられますし、契約終了後も直接連絡していただき新しい案件についての相談を頂けるのもモチベーションに繋がっていたと思います。
当初からユーザーに近いポジションでシステム開発がしたいと考えていた自分にとって、クライアントが必要している(であろう)ものを検討し提案するという仕事は楽しかったですし、基幹システムなどの大規模開発に比べて短期間でさまざまな案件に関われるWeb開発の現場は良い経験を積むことが出来ました。
特にデザイン、ITコンサルのような業務を自分がやるとは配属当時イメージもしていませんでいたが、
”自身が得意・やりたいと思える仕事”だと気づく事ができたのは本当にありがたい職場だったと思っています。
大変だったこと
クライアントの年齢が随分上だったり役職付きの方であることが多く、無茶な依頼を断ったり間違いを訂正しなければいけない時はかなりの勇気が最初はいりました。とはいえ、クライアントとの付き合い方を先輩の方から学ぶことでかなり克服することができました。
また開発工程すべてを管理する立場のため、フロント対応と技術的な作業を常に同時進行でこなさなければならず、”開発のなんでも屋”として総合的なスキルを身につける必要があったのは配属当初大変だったなと思います。
まとめ
改めて振り返ってみると、Webの仕事を自分が思っていた以上に楽しんでいたのだと気づきました。Web業界をとくに目指していたわけではなく、なりゆきで関わることになった自分でしたが「Web開発は楽しい」と思いますし、そんな職場で働くことができて幸せだったなと思います。
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