〇〇のバイト
私は普段、主にカレー屋、趣味パン屋みたいな感じで働いている。
今日はカレー屋の話しをしてみよう。
カレー屋さんではオーナーが同い年ということもあり、話題はいつでも豊富にあり、ワチャワチャと話しては笑い合ったり、他のバイトの子の教育なんかについて、偏見混じりで話したりして、楽しくやっている。
そんな会話の中で、
「〇〇のバイトしたらええんちゃう」
が流行りのフレーズになってる時があった。
例えば、
油の一斗缶を別の容器に移さなくちゃいけない作業がものすごく上手にできた時、
「一斗缶から別の容器に移すだけのバイトしたらええんちゃう」
「ほんまやな、時給いくらよ」
または、
POP上手いこと書けた時
「POPひたすら書くバイトしたらええんちゃう」
「ほんまやな、時給いくらよ」
極め付けは、
市から借りた無料Wi-Fiのルーターが衣装ケースのガラガラで運ばれてきた時
「このルーターをさガラガラ引っ張って、どこかに立ってたら半径300mのWi-Fiスポットになるで、そのバイトしたらええんちゃう」
「良いアイデアやな…しかし、電源いるよ、Wi-Fi使った人には金取るん?」
いつしか、
「〇〇のバイトしたらええんちゃう」が
「YouTubeやったらええんちゃう」に変わり
あとはただ、言いたいだけになって、
返す言葉もテキトーになり、
私たちのブームは終わった。
また、忘れた頃に言ってみよかな。
「〇〇のバイトしたらええんちゃう」
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