結局

ふつうのひと

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隣にいる地球の裏

 先日、友達とディスクユニオン(中古のCDとかレコード屋さん)に行って、改めて視覚的に音楽を眺めるとこんなんなるんだなあとか佇みつつ居座ってましたが。  今回は、CDは尊いという話をしたい。 時代は配信、サブスクリプション、YouTube。 という感じを醸しているが、何だかもうそろそれらに飽きてきそうな頃合いである。 というのも、我々が今まで使ってきた媒体はたいていレコードやテープやCDで、そういう固くて量感がふんだんなものから音楽を取り出して聞いていたのだ。そう。モノか

    • 意識と無意識の話

       今日は、みんなが思ってるより意識は単純で、みんなが思ってるより奥深いかもしれないよ、という話をしたい。 私の思う意識を紹介する。 あなたが、今、今日してきたことを思い返したとする。 思い出したことは、少なくとも、あなたが意識したことである。 しかし、その中にあなたが意識してやったことはほとんどない。全くないかもしれない。 意識というのは、いつも「気づき」に過ぎない。 喉が渇いたから水を飲むのではなく、水を飲んだから喉が渇いていたんだな、ということにしておくのだ。 もう

      • 追体験

        街灯すれすれに歩くぼろぼろで手ぶらの男 電話をする顎が歪んだ若者 電車の窓越しに見る塾の先生 金髪ピアスの中年が見つめるペットショップの子猫 手が触れるのに繋がない往年の二人 ヒーローの挨拶をするおじいさん オケしか聞こえなくなったイヤフォン いつまでも出ましたをでしまたとうち間違える私 二人分のビニール傘を持つ彼氏、彼は目の間が短い サンダルのつま先をちょっと内側に浮かせてる彼女、彼女は色白で前髪がちょっと浮いている 見えないのに見える、置いてけぼりの電車の中 焼けて狐色の

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