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誰でも作れる韓国コスメブランド

韓国コスメってたくさんのブランドがあります。
なぜなら、韓国ではコスメブランドを作るのが難しくないからです。
専門知識も必要ありません。
コンセプトを決めて、こういう化粧品を作りたいと
化粧品製造メーカーに言うと、成分の配合からパッケージデザインまで
一括してやってくれます。

このように、化粧品の企画からすべて任せる生産方法をODMと言います。ODM (Original Design Manufacturing)
商品の設計、生産、デザイン、パッケージまで一括して行います。
その分、OEMより単価は高くなります。
OEM(Original Equipment Manufacturing)
OEMは商品の設計は委託者で行い、生産のみをお願いするケースです。
設計部分がないのでODMより安くなります。

化粧品の場合、自社独自の研究室などがなくても、
ODMを利用すれば、立派な韓国コスメができちゃいます。

製造会社によってMOQ(Minimum Order Quantity:最低注文数)が異なりますが、通常万単位です。
それが、最近では1,000単位でも発注できる会社もあるようです。

私が化粧品業界で働いていた1年前までは、
少量生産を発注できる会社でも、
1アイテム3,000個、マスクパックは2万個以上というMOQでした。
発注数が少なければ、もちろん単価はあがります。
でも、そもそも1,000個という生産自体ができなかったので、
この一年の間にも世の中は変化し続けているなと感じました。

少量生産の需要が多いということでもあります。
韓国でも副業ブームだったり、起業する人も多いし、
企業でも新しいブランドをローンチする時は、
少量生産から始めたいというニーズがあると思います。

新しい化粧品ブランドが生まれやすい背景には
化粧品業界に参入しやすいシステムが構築されている点も大きいし、
事業に挑戦しようとする韓国人のマインドもあるのかなと思いました。


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