子育てとは自分育て。-甥っ子との出会い-

私は3兄弟の末っ子で、幼い頃から「1番下で良かったー!」と思っていました。

上に2人の兄がいる。兄達は優しい。
長男は面倒見が良く、次男はお願いを聞いてくれる。

だから、私は下の子に興味がなかった。
お願いすれば聞いてくれる年上が好き。

もちろん、成人するまで子どもにも興味なかった。
"守るべき存在だが、わがままだし、うるさい"
だから面倒だと思っていた。

私が成人した頃兄が結婚し、赤ちゃんが産まれた。
私にとって初の甥っ子。

産まれたての甥っ子は、ふにゃふにゃで怖くて抱けなかった。
(今でも我が子以外の赤ちゃん、怖くて安易に抱けないけど…)
よく兄夫婦と甥っ子がウチに遊びに来て、私は苦手ながらも甥っ子と遊んだ。

甥っ子の小さい手は、大好きな赤い車を握り締め、私に「どーぞ!」と言って渡してくれた。
(これで遊べって事か…)

微笑むしかできなかった私に、甥っ子はどんどん距離を縮めてくる。
彼に"壁"など存在しないのだ。
気付けば私は甥っ子が可愛く思えていた。
純粋無垢で笑いたい時に笑い、泣きたい時に泣く。
まだ何も知らない、素直な存在を神秘的とすら思った。

子どもを可愛いと思える自分がいた事に気付いた。


"私、子ども嫌いじゃなかったんだ!知らなすぎただけなんだ!"

苦手意識がなくなり、私は数年後、保育園で働く事になる…。
まさに甥っ子が与えてくれた機会、転機。

ここでも多くを学ぶ事になり、子どもを育てる奥深さを知る事になります…。

今日はこの辺で☺️🌼
読んでくれた方、ありがとうございました✨

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