2020年、いいあじにきっとなる
✏︎ - - - 2020年12月31日、自分のための断片的な記録 - - - ✏︎
紅白はまだ見ていないんだけど、星野源がピンク色の服を着ていたらしい。
それは赤と白が混ざった色だと、ツイッターで誰かが言ってた。
今日は、とある巡り合わせに申し込んでみて、私の2020年を振り返った。
振り返りの対話を聞いていた方は、私の話からピンクのイメージがわいたと言ってくれた。
私にとってピンクは「かわいい」の象徴で、自分の色ではないと思っていたからちょっと意外だった。
でも、星野源が着ていた服のピンク色は赤と白が混ざった色だと聞いて、ああ、ピンクって溶けた色でもあるんだと思った。
なんだかすーっと、ピンクが自分の色にもなった気がする。主張でしかないと思っていた色が柔らかな色になった。
2020年は「重」–––重ねること––– を大切にする年にしたいと1月に決めた。
でもうまくいかなかったことが多くて、大切にできなかったなって思ってた。とびっきりにいい1年にしたかったのに、大変な1年になってしまった。
振り返りの対話をしている間、お話を聞いたイメージを絵に描いてくれている方の手元もずっと見えていた。
最初は土のような色で紙が覆われていたのが次第に野原になり、海になり、空にも見えて、気がついたらピンクと紫とオレンジのような暖かい色に変幻していて。
その「重なり」があるから美しいのだね。
最終形態の表面だけを見たら、最初の頃のことは無くてもよかったのにとか、無駄だったのにって思ってしまう。
でも、それらが無かったら、もうその最終形態にはならなかったんだよね。重厚さのために、結果的には必要だったんだ。
美しく見えるものの奥には、こんな重なりがきっとある。
だからもっとそのものの奥に心を通わせたいと願ってしまう。想像力とはこういうことなのかな?
そう思うと、「大変だった」2020年も、ちゃんと何重もの重なりをつくる一助になっていると思える。
オールハッピーとは形容できないけれど、2020年のおかげで、ものやこと、人の奥底から存在する重なりに想いを馳せられる。
自分のことだって、うまくいかないこともそう捉えられるようになる。受けとめられるようになる。
大晦日の日、2020年の私の変化を受けとめることができました。
これも私の重なりになると思うと、あれだけ「大変だった」2020年も少し愛しいかもしれない。
2020年、いいあじにきっとなる。
豊かな「今」を迎えます。
まずは年始を駆け抜けます。(卒論を!あと1週間で!書きあげる!)
2021年もよろしくお願いします。
追伸
丁寧にお話を聞いて、頭の中のぼやぼやをことばで縁取るお手伝いをしてくださった方の「きっと何年か経った後に2020年がいいあじになっているね」ということばのおかげで、2020年を祝福することができました。
振り返りのイメージからとっっても素敵な絵を仕上げてくださった方は本当にたくさんの色を重ねていて、その光景はなんだか2020年の私のように見えて、じわじわと2020年を肯うことができました。
あかりんさん、たまちゃん、素敵な贈り物を本当にありがとうございました。🌷
追伸②(2021年1月10日)
1月8日、卒論をなんとか提出して疲れ果てて家に帰ると、素敵な素敵なpresentが届いていました...!なんと絶妙なタイミング...!
絵と、詩と、冊子と、レターセット。レターセットは自分に宛てて手紙を書くときに使うものです。節目に手紙書くの好きなのでとっても嬉しい。
そして、絵が、大晦日の日に送っていただいた写真の絵からまた変化していて、それがとても美しくて不思議なんです。
左はちょっと暗い部屋の中で見たもので、右は夕陽にあてて見たもの。光のあたり方が変わると浮き上がる色が変わって、不思議だなあと思う。
それに気づいてからしばらくずっと眺めて余韻に浸っていました。
角度を変えて見るとこんな表情も見えてくる...!きらっとひかるゴールドが儚くも堂々としててかっこいい。
こんなにもあじわい深い、いろんな色のあたたかさが詰まった素敵な贈り物をいただいて、とてもとても幸せな気持ちです。
2人とお話しした日から1週間以上が経って、改めて、2020年の最後の日にあの機会に参加できて本当によかったって思うんです。
2021年は新しい環境に身を置いて生活がガラッと変わるからこそ、色を重ねて、1年後「そのままでも新しくもある自分」に出会えるといいな。
present、ずっと大切にします。本当にありがとう。