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ちょっとずつ

フィンランドに来て今日で11日目、ちょっとずつ暮らしに慣れてきました。
今週末はイースター休暇ということで、家でも学校でも少しずつイースターのものが増えてきました。

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今日は私が行っている学校とそこでの日常、そして私が今感じていることについて書きます。
正直まだわからないことばかりですが、ちょっとずつ紹介できたらと思います。

毎朝自転車で家から学校に向かいます。
3-4kmほどの距離ですが、朝は寒い時だと−4℃まで冷え込みます。
自転車に乗っていると体一杯に風を受けるので、学校に着く頃には足がちょっと凍っているような感覚を覚えます。
寒いですが、道がちょっと凍っているところに太陽が当たると本当に綺麗な光がキラキラと輝くので、その光に元気をもらって学校に向かいます。

Kellokosken Koulu

こちらが、私がボランティアをさせてもらっている学校です。
1年生から9年生、そして高校生をも含む900人の生徒が通っているとても大きな学校です。しょっちゅう迷います。
日本でいう小、中学校、高校が同じ敷地の中にあるような感じです。

※こちら「小中学生」と表記していたのですが、私の勘違いで高校生もいることが後日分かりました。それに伴い、以降の記述も一部変更しました。

朝学校に着いて、まずTeacher's Laungeに行きます。
ここは主に7-9年生の授業をメインで持っている先生がよくいます。
とても広々していて後ろ側にはキッチンもあり、毎日ここでコーヒーをいただいています。
好きな場所で授業の準備をしたり、コーヒーを飲みながら休憩してお話ししていたり。たまに近くの別の部屋でミーティングもしています。

基本的な1日のタイムスケジュールはこんな感じです。
1コマ75分授業×5コマで時間割は組まれていますが、日によって1時間目や5時間目の授業は無いパターンもあります。

8:00 - 9:15  |  1時間目
* 休憩(15分) *
9:30 - 10:45  |  2時間目
* お昼休憩(45分) *
11:30 - 12:45  |  3時間目
* 休憩(15分) *
13:00 - 14:15  |  4時間目
* 休憩(15分) *
14:30 - 15:45  |  5時間目

そして、お昼休憩はこのカフェテリアで給食を食べます。
給食も国税で賄われており、無料で食べることができるんです。

とある日の給食。
Kinkkukiusausという、じゃがいもとベーコンの料理がメインディッシュです。美味しい。
ベジタリアン用のメニューも毎日出ています。

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そして、この1週間で私が主にやったことは「自分と日本を紹介するポスターの作成」「授業への参加」でした。

私と日本を発信

「あなたと日本のことを紹介するポスターを作って欲しい。学校中の廊下に貼って、生徒にあなたのことを覚えてもらおう」ということで、先週はポスターを作っていました。
視覚的にも知識的にも情報を詰め込もうとした結果、ごちゃっとしたポスターが出来上がりました。

実際にポスターを持っていって生徒に聞いてみるとやはりSUSHIは人気で、2週間に1回(?)はSUSHI Restaurantに行くよっていう子もいてびっくり。
あと、ジブリ作品とポケモンは知名度が高く、例えば私のホームステイ先には「猫の恩返し」のDVDがあるし、12歳のホストブラザーはしょっちゅうポケモンのアニメを見ています。ポケモンGOもしてたって。

こうして一枚の紙に収めるということはたくさんの情報の中から一部分を切り取るという作業が必要なわけですが、どう切り取るのか、どう魅せるのか、って大事でとても難しいと感じました。
日本の紹介したいところは他にもまだまだありますし、まだ知らないことなんて山ほどありまして、これを感じるのって海外来たときあるあるだと思います。
幸い私にはちょっとだけ時間の余裕があります。
去年のカンボジアでは駆け足な勢いで日本を紹介してしまっていましたが、今回はゆっくり持続的に日本のもっと様々な部分を発信したいです。
やりたかったことを思い出せて良かったです。

実際に授業に参加してみて

先週の火曜日から昨日までの7日間で、合計10コマの授業(7年生、高校生の英語、数学、美術、4年生の英語)に参加させてもらいました。

これは高校生の英語の授業が始まる前の様子。

7年生以上になるとパソコンを使いながらの授業が多いです。
7−9年生はよく教室にあるノートパソコンを使っていますし、高校生になると自分のパソコンを持つことが義務付けられます。
紙の教科書も持っていますがオンライン上でも教科書を見れるし、Googleドキュメントにノートをとってる高校生も多いです。なんと先進的な高校生。

こちらは昨日の7年生の美術の授業。
昨日までで2コマ、折り紙の授業を先生と協力して行いました。

一生懸命折っています。

イースターなのでうさぎを作りました。
4年生の英語の授業でも折り紙をしたのですが、「いつもは集中できずに教室を走り回っている子が今日は集中して折り紙していた!」と先生が喜んでいました。

折り紙以外の授業は授業の様子を見学したり生徒と少し話したり、まだあまり思うように動けていませんが、生徒や先生と話す中で、観察する中で、ちょっとずつわかることもありました。まだ雑ですが、気づきを羅列します。

・オンライン化が進んでいる
 時間割や出欠、成績、連絡事項を一括して管理でき、教師/保護者/生徒が情報を共有できるWilmaというシステムが導入されています。これだけを聞くと日本の大学のものとそう変わりないようにも見えますが、それより発展しているように感じて、でもそれをうまく説明できません…もうちょっと調べます。

・対話ベースで進む授業
 例えば数学。授業の冒頭に教科書の説明が先生からあって、そのあとのほとんどの時間は演習に割かれます。同じテーブルの子たちとこんな感じで話しながらテキストを進めています。

数学に関する話をしていればそうでない話もしていますが、教室が静かになることは滅多にありません。
先生は見回って随時わからないところを解説しています。前で説明しているよりも生徒と直接話している時間の方が圧倒的に多いです。
対話が成り立つように、生徒20人に対して教師が1人。数学はよくアシスタントティーチャーがつくので、そうすると教師が2人です。
また、机も前を向いている教室よりも、グループになって座れる配置やソファーまで置いてある教室が多いです。数年前まではみんな前を向く教室配置だったそう。
話しやすくするために配置を変えたのかな、と思いますが意図はまだ聞けてません。

・時間割の組み方

 ホストシスターのベラが全ての科目を教えてくれました。彼女は9年生です。
選択必須科目「4~5」の部分のメモは記憶が曖昧で事実かどうか定かではありませんが、必ず受けなければいけない授業に加えて、興味関心に沿って好きなものを選べる仕組みになっているようです。
この辺りも、先生に聞いたり自分で調べたりする中で今後もっと定かな情報を載せられるようにします。
科目の種類もたくさんあるので、もっといろんな授業に参加していきたいです。

・圧倒的自由(?)
 という言葉で括っていいのかわかりませんが。いろいろな文脈で感じます。
授業中もスマホで友達とゲームしたりチャットしたり、イヤホンしていたり。本当に授業受けてる?と思う時もあります。笑
あまり真面目に受けていない生徒に対して、先生はスマホを取り上げるまではしませんが、教科書を開くように促します。
厳しく取り締まったりは全然していませんが、授業態度が悪い時は対応に苦戦しているように見えました。
何でもかんでも相対的に比較するのは良くないですが、日本で育ってきた私にとっては生徒の様子がとても自由奔放なように映りました。
一方で、細かい内容とかは違えど、生徒の態度を正すことに先生方は苦悩しているように見えた部分は日本もフィンランドも似通っているのかなとも思いました。

フィンランドの教育に興味はあったものの勉強不足でわからないことばかりだし、「北欧・フィンランドのユニークな教育!」というような記事はたくさんあって読んでいるけれどそれの全てが実際にそうかと言われればそうでもない気がします。事実が違うというよりは解釈の問題かもしれません。
私も、私なりの解釈で目の前の事実を捉えています。
その解釈のフィルターがまだ成熟(?)していない為に安易に解釈しすぎていたり、知識不足が為に見落としている事実もたくさんあったりすると思います。
アンテナ張って、わからないことはたくさん聞いて、リアルな様子をここに書いたり自分の考えを持てるようになりたいです。

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最後に、ちょっとシェアしたい出来事。

登校初日に学校で見つけた"AIESEC"の文字!!
思わず嬉しくなりました。と同時にびっくり。
先週の金曜日までの6週間、タイ・ドイツ・スロバキアの学生がアイセックを通じてボランティアに来ていました。
フィンランドに来てまでもグローバルアイセックを実感できるとは、アイセッカー冥利に尽きる出来事でした。
この学校がこうして海外の学生を受け入れるのは彼らが初めてだったそうで、即ち半年間もの長期で受け入れるのは私が初めてです。

「この学校に海外の人が来るのはとても貴重で、私たちにとって大きな機会なんだよ。」と、彼らととても仲良くしていたヤニカという女の子が私に話してくれました。
彼らの授業はあいにく見学できなかったので詳細はわからないのですが、ヤニカのその言葉を聞いて、ああ彼らは彼らが発揮できる価値をこうして生徒に残したんだなと思いました。
そして、その「大きな機会」を最大限意味あるものにするために、私がこの半年でできることはなんだろうかと考えさせられます。
正直まだわからないことばかりですが、だからこそ自分にできることはなんだろうかと問い続けたいですし、
目の前の人の世界が少しでも広がって豊かになったらいいなという想いをカタチにできるよう、常にいろんな可能性を想像し続けて動きたいです。

Kiitos(ありがとうございました) ☺︎

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ありがとうございます☺︎
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'97 🇯🇵 フィンランドでボランティアをしていました。日常の発見や学びを綴ります。
コメント (2)
ポスターめちゃめちゃ可愛い!!!
写真多くてみやすくて、読んでて楽しいです😁

Wilmaがなんで浸透してるって感じるのか、日本の大学のシステムはなんで浸透してないと思うのか…とかで考えれたらいいね〜
なんで浸透してるんかは普通に私も気になる!!

グローバルAIESEC痛感したんか!運命やな😌
フィンランドが絶対的にいいというわけではないよ〜ってスタンスの投稿、すきやわ。また次も楽しみにしてます🇫🇮🇯🇵
>みずきち
読んでくれてありがとう!!
日本の大学にあるものとシステムの位置付けとかは似たようで違っていて、Wilmaはもっと生徒に取っても日常生活に根付いているものなんだけど、ざっくりとWilmaについて言語化してみたら何が違うんだ?って自分でなってしまった笑
モノ自体の違いと、浸透してるかどうかの違いで分けて調べてみる!
ありがとう😊
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