観察日記④父
私の父は今年の年男🐮
干支の通り、見かけはおっとり、しゃべると高田純次さんのように陽気な人。
今年は赤いちゃんちゃんこを羽織る年齢。ちゃんちゃんこの代わりに赤ネクタイか赤い靴下を渡す予定。
小学生の頃、両親が離婚するまで、私は父のことをよく知らなかった。どんな性格でどんなものが好きなのか知らなかった。兄は父を怖い人だと思っていたらしい。
父は離婚してから料理教室に通い始めた。当時、次女と私は学生であったから、食事に困らないように。
私が中学生に上がる頃、父は単身赴任で家を離れた。家には中学生と高校生と社会人一年目の三姉妹のみ。
中学3年間はこんな状態だった。
父の単身赴任先で何回か家族旅行したこともあった。そのおかげで父の車の走行距離は16万キロ越え。地球4周分。最近は父の車のことをおじいちゃんと呼んでは叱られる。
父は男の人にしては珍しくしゃべる方なのだろう。
私たち兄弟がうるさいのはきっと父の遺伝子が流れているから。
父がこんなに明るい人ではなかったら、私は中学時代、もっとぐれて内気だったはずだ。
私が大学を卒業したら、いよいよ父の子育てが終幕する。長女の社会人1年目、ニート期間からの就職。長男の中高での非行、就職。次女の高校受験、就職。三女の大学受験。離婚。ここ15年ほどはイベントだらけだったと思う。
お疲れ様、ありがとう。
最近は昔行った場所の美味しいものを取り寄せては食べ、取り寄せては食べ。人生を謳歌している。
父は九州の人だから甘いものとお酒が好きだ。
そろそろちゃんとしないと単身赴任先だったところの保健師さんに怒られてしまうよ。
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