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SNSにペットの遺体を載せるの、アリ?ナシ?

たまにSNSで見かける「ペットの訃報」。「遺体」写真の投稿について、相談されることがあるので、紹介します。ここでは、「ネットでは聞けない話」みたいなことを書きます。

ペットの「訃報」の相談の種類

載せる側:「遺体写真を載せた方がいいですか?」

見た側:「それが常識なんですか?」

こういう相談がある時点で、

疑問を持っている人が多いんだろうなと思います。

ただ、私としては

「どっちでもいいんじゃないかな?」

ペットの葬儀、供養はみんな初心者

人間の葬儀に関しては、皆さんが

なんとなく同じように同じ認識を持っています。

しかし、このペットに関することはみんなバラバラです。

埋葬の仕方も供養の仕方もバラバラです。

だから、SNSにアップしている投稿を見かけると

「自分もそうしなきゃいけない」と思ってしまう人が多いように感じます。

だから、載せたくない、「愛犬の可愛いところだけ見ててほしい」という人は、載せなくても全然OKです。

「上司にお酌をするときに、瓶ビールのラベルは上」みたいな謎マナーのように浸透してしまったように感じます。

私は2012年3月に愛犬を事故で亡くしました。

死を受け入れられないのと、「どうして死んだの?」という問いに答えられる自信が無く、ブログで公表したのは1ヶ月後でした。

リアルタイム発信に囚われないで。

今は、何もかもがリアルタイム発信。

ご飯を食べては投稿、タピオカ飲んでは投稿、藤井棋聖が勝つたびに投稿。すぐさま投稿しないと取り残されてしまう感覚があります。

しかし、ペットの訃報は、リアルタイムに囚われる必要がありません。上記のように、自分の気持ちがしっかりしてからでもいいのです。

愛犬家同士の交流もあり、書かなければ!という思いもわかります。

しかし、亡くなってから、荼毘に付すまでの時間は限られています。季節にもよりますが、1日〜3日ぐらいでしょうか。

その時間をコメント欄の返信時間に使うのは、もったいないように思います。

「家族」だからこそ許された「大切な時間」。


見る人への思いやりも大切に

さて、本題に戻します。

「遺体を載せるのはありか?なしか?」

このSNS時代、そしてコロナ時代。

オンライン葬儀もどんどん増えて来るでしょう。

いつだったか、有名人の息子さんが、父親の葬儀の際、遺体写真をSNSにアップして、賛否両論がありました。

私もその投稿を見ました。

批判もあれば、「最後の姿を見ることができてうれしかった」という感想もありました。

SNSは誰もが見れるものです。なので、見たい人も少なからずいて、見たく無い人もいます。

もしかしたら、見た人のトラウマを刺激してしまうこともあります。(個人的にはあまり見たくないので、すぐスクロールしちゃいます)

なので、「うちのこは、最後まで頑張ったから、みんなに見てほしい!」というときは、傷や病巣がわからないようなお写真にしてもらえたらと思います。

最期の時間はペットロスの鍵も握る、家族のご褒美

いい飼い主になろうと一生懸命な飼い主さん、すごく多いです。

私が思う、理想の飼い主さんとは、「最期を看取れた飼い主」さん。

「よく頑張ったね」って愛犬からも愛犬へとお互いに言い合えるのが理想です。

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愛犬が生きている今からペットロスが怖い!という人も多いですね。

ペットロスになるかならないかは、この時の過ごし方に少なからず影響があります。

なので、亡くなってから、荼毘に付すまでの間は、一緒に生きた時間への感謝を込めて、家族の時間を過ごしてもらえたらと思います。

まとめ

「どっちでもいいです」

★載せる場合

・傷つく人もいることを忘れずに

・配慮を大切に

・荼毘に付すまでの間を大切に

★載せない場合

・載せないと怒られる、愛犬が亡くなったと信じてもらえないということはありません。安心してください。

・もし、「見せてよ!」というDMが来ても無視していいです。(そういう人はちょっと距離をおいた方が…おっと、これ以上は言えない)

・もし、罪悪感があるなら「可愛いところだけ覚えててほしい」と言葉を添えればいいです。(これで何か言ってくるようだったら、ちょっと距離をおいた方が…おっと、これ以上は言えない)

参考になったでしょうか?

他の人がこうだから!にとらわれず、自分の愛犬との時間を大切に。

読んでくださり、ありがとうございました。


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