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ミックス犬(ハーフ犬)のメリット、デメリット/経験者が語るえげつない話。

今回も読んでくださり、ありがとうございます。犬雑貨RUMKA(ルンカ)の戸田です。今日のお話は「ミックス犬(ハーフ犬)」のメリットデメリットについて。ペットショップで高額で売られているミックス犬。「オンリーWANでいいよね!」ってテンションアゲアゲで飼う前に少しだけ、読んでってくださいね。可愛いよね、わかる。

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ミックス犬(ハーフ犬)とは?

異なる純血種と純血種の子です。時には、ミックス犬のミックス犬(ややこしい)でいろんな犬種が混ざってる子もいます。

ミックス犬(ハーフ犬)の特徴とは?

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何と言っても「オンリーWAN」。他の子とは違うルックスに魅力があります。写真は我が家のミックス犬たち。ミニピンのお父さんとダックスのお母さんの子です。ミニピンのように見えるけど、胴が長く足が短いダックス体型。ダックスのように大きなお耳だけど、耳ピン!なんとも不思議なルックスで、「カンガルー犬」としてTV出演したこともあります。

出かけ先で「こんな動物を飼って、条約に引っかからないんですか?」と声をかけられたり(条約には引っかからないです、犬なんで)、近所の小学生が家の前に集まってしまったほど、珍獣みがあります。

ミックス犬を飼って悲しかったこと(オフ会)①

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オフ会やイベントは犬種ごとになりがち。その時に、「あずましくない」んですね。(北海道の言葉で落ち着かない)私は、ミニピンのイベントに何度か足を運びました。当時は珍しい犬種だったミニピンを飼っている人は犬種へのこだわりもあり、はっきりと「ミックス犬は邪道」って言われたこともあります。

そのあと、犬のブリーディングを知るにあたり、その言葉の真意を感じることになりました。この後、真意について説明しますね。

ミックス犬を迎えた頃はまだミックス犬がで始めた頃だったのもあり、なんていうか、「犬種のお友達」っていうのが作りにくい時代でした。今は少し違うかもしれないけれど。

ミックス犬を飼って悲しかったこと(グッズ)②

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犬種グッズがない。それが高じて犬雑貨屋になったのかもしれませんが。車に貼るステッカーですら当たり前だけど、ありません。新婚旅行で行ったオーストラリアで、カンガルーグッズを買いあさったのがいい思い出です。後、ムーミンに出てくるスニフにも似ているので、スニフグッズがあると買います。ミックス犬グッズは自分で作るか、似てるものを探すか、自分を誤魔化すか(これ、私)です。

(写真は、ルンカで取り扱い中のミニピングッズ。でも、ミニピンじゃないんだよね、めいちゃん・・・ってなっちゃうの)

ミックス犬のリスク(骨格)

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私がミックス犬のめい(写真)を迎えた2004年ごろは、ミックス犬が流行り始めた頃でした。今のように高価で取引されるような存在ではありませんでした。実は、すごく安かったんです。ダックスブームが去って、余ってしまった繁殖用雌犬で産ませたから、安く譲るよ、みたいな・・・。

ミックス犬を迎えた経緯は、犬を飼おうとした時に、夫がミニピン、私がダックスが欲しいと喧嘩になりまして、お互いに譲らないでいたら、地域情報誌に「ミックス2万」って出ていました。それが「めい」との出会いでした。

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体型はダックス、足の細さはミニピン。ジャンプ力もミニピン。勘がいい方はそろそろお気づきだと思います。「ヘルニアのリスク」。ダックスは、ヘルニアになりやすい犬種です。段差に気をつけて、飼育させていても、発症してしまう子もいます。めいは、その上、ミニピンと同様に高く垂直に飛びます。(冷蔵庫の真ん中ぐらいまで飛びます)骨格が身体能力とあっていないのがミックス犬。病気や怪我の心配は常にしていました。

犬種同士の性格や骨格、体格が似たりよったりであればいいのですが、相反するミックスの場合は、こうしたリスクが高まります。

ミックス犬のリスクが倍?(遺伝病と気性)

先述の「ミックス犬は邪道」の真意はここにあります。もちろん、健康なミックス犬はたくさんいます。

ただ、めいの生まれのように、どこのどういう犬が繁殖しているかがわからないのが、ミックス犬。(今はもう少しちゃんとした管理がされてるとは思うけど)純血種のように血統書もありません(噂によると、ショップによってはあるらしいけど)もし、遺伝性疾患を発症しても、ルーツをたどることはできません。また、その予測も難しいです。犬種によって、出やすいと言われる遺伝性疾患は異なります。なので、どっちの犬種の遺伝性疾患も覚悟するしかありません。また、疾患は遺伝性だけではないので、まぁ、モニョモニョ。

ちなみに、めいはしつけの先生から「強気と勝気のハイブリッド」と称される気性の荒さでした。そういうところも・・・まぁ・・・悪いところが重なる場合もあるよねって・・・( 遠い目)。

血統書は飼育する上で必要なものではありません。ただ、最近では、血統書のデータを入力すると、親戚に出会えるというサイトがありますが、ミックス犬には血統書がないので、「親戚探し」ができません。ちょっと寂しいです。

「ミックス犬(雑種)って強いじゃん!」のウソホント


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これ、昔によく聞いた言葉です。これはね、「個体差」なんです。育て方でも、生まれでもなくて。ミックス犬のめいは膿皮症やらなんやら、しょっちゅう病気をしていました。かんた(黒い方)と、保護犬で純血種(ミニピン)のひなは、全然病気をしません。犬ってこんなに健康でいいの?と思うくらい病気をしません。(ひな、7年目にして、先日初めての下痢をしました。うれしくないけど)(これ、純血種だから病気をしないってことじゃないですよ、知人が飼ってる純血種、よく病気しています)

「個体差」って、結構、受け入れにくいんですが…。皆さんね、これをいうと納得してくださるんです。

「米倉涼子さんも広末涼子さんも私も、同じ日本人40代女性です」

なぜ、私は米倉涼子さんでも広末涼子さんでもないのでしょうか・・・それは、個体差です。・・・個体差です。


まとめ:正直、飼えば可愛いよ。たださ、覚悟と財布を準備してさ。

ミックス犬も純血種も、みんな可愛いです。甲乙なんてつけられないし、つける必要もありません。ただ、このように、ミックス犬特有の悩みも少なからずありました。遺伝病や病気のリスクは、どんなワンちゃんでも起こり得ることなので、考えても仕方がないことではありますが、覚悟はしておくといいのかなと思います。「(リスクを)知らなかったー!」「こんなはずじゃなかったー」ではなくて、「知っててもこの子を選んだ」って思うと、より一層、愛しさが増していくのではないでしょうか。素敵なワンダフルライフを!


犬雑貨ルンカ

https://www.rumka.net/




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