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Web企画制作から生成AI導入コンサルタントへの軌跡〜三野晃一さんインタビュー

あなたは、どんなお仕事ですか?
副業や起業に興味がありますか?
三野晃一さんにお話を伺って、まずこの人は違うなと感じたのは、しっかりと自分の足で立っている、という感覚でした。
サラリーマンだったら、営業成績が悪くてもお給料は貰えます。でも自分で事業をやっていたらそうはいきません。どんなに忙しくても、どんなにハードワークだったとしても、結果が出せなければお金にはなりません。そんな厳しい世界の中で、三野さんは多くの企業や官公庁向けのコンペに勝ち続けてきました。起業2社、一般社団法人設立、新規事業部門立ち上げ4社4部門という成功実績を提げて、さらに生成AIプロンプトエンジニア試験に合格。中小企業が生成AIを組織導入するためのコンサルティングと実行支援をメインのビジネスへと快進撃が止まりません。三野さんのお話は、中小企業の経営者だけでなく、第二の人生をどのように進んで行こうかと悩めるサラリーマンにとっても参考になる点が多いと思いました。

**Bunbun: 三野さん、1996年にWindows95の発売に触発されてWeb企画制作・プロモーション会社を起業されましたが、その時の心境を教えてください。

三野さん: 当時は、インターネットが急速に広まり、Webが新しいビジネスチャンスを提供することに非常に興奮していました。それが、私のキャリアの出発点となり、以来、多くの企業や官公庁向けのコンペに38年以上勝ち続けてきました。

**Bunbun:Windows95の発売の時は大きな話題になりました。それでもあの時は今のようなスピードでネット社会になるとはわからなかったですよね。

三野さん: 当時、発売されたWindows95に「これだ!」と感じました。非常に興奮したことを覚えています。

**Bunbun:そこから39歳でITベンチャーを立ち上げ、わずか一人で始めた会社を30人規模にまで成長させたと伺っています。どのような戦略でこの成功を収められたのでしょうか?

三野さん: 私はそれまでの経験からネットマーケティングを得意としています。その中で「新規顧客層開拓」がカギだと思います。士業の方や、1人社長など新しいサービスやシステムを導入したくてもなかなか手がつけられないクライアントも多くいます。ターゲット市場を的確に分析し、そのニーズに応じたサービスを提供することで、会社を設立したり、新規部門の立ち上げをして成長させることができました。経営者、マーケター双方の目線でプランニングできること、また実現するために必要な「人」や「コト」を探して交渉できることが強みです。

**Bunbun:ターニングポイントはどこでしたか?

三野さん: やはり、まずはWindows95の発売の時です。阪神大震災の時でもありました。そして最近ではコロナの影響を受けました。

**Bunbun:具体的にはどのようなことですか?

三野さん: マーケターとしてのそれまでの仕事のやり方がふとそのままで良いのだろうかと考えました。そこで、社会的にも役に立つことをしようと社会福祉法人へ転職しました。その流れで3Dプリンタを利用した「障害者・高齢者3Dプリンタファクトリー」という一般社団法人を設立しました。この取り組みでは、障がい者や高齢者が3Dプリンターを使って自分たちの生活を改善するためのものづくりを行い、QOL(生活の質)を向上させることを目的としています 。この時は行政書士に依頼せず、設立手続きを全て自分で行いました。

**Bunbun:ひとりで全て手続きをするというのはすごいですね。

三野さん: ところがその後、コロナパンデミックが発生し、色々な面で影響を受けました。そこで、医療法人グループに在籍、フルリモートの仕事として事務長職を受けました。このグループのNPO法人の事業再構築補助金活用の事業化を担当し、この時も行政書士に依頼せずに東京都への指定申請・開業手続きを全て自分で行いました。

**Bunbun: さらに最近は生成AI導入コンサルタントとして活動されているとのことですが…

三野さん: 生成AIの可能性にはとても注目し、Windows95の発売の時のような可能性を感じています。今年は生成AIプロンプトエンジニアリング検定の勉強をして合格しました。

**Bunbun:時代の流れを取り入れるスピードがすごいですね。

三野さん: これからの時代は生成AIを使いこなせるかどうかで結果に大きな差が出てきます。新しい技術の導入の必要性を感じてはいても、なかなか時間を割けない中小企業の経営者や、小規模事業者に対して、AIを組織的に導入するためのコンサルティングと実行支援を提供します。

**Bunbun:小規模事業者の皆さんにとって、それはありがたい話ですね。

三野さん: 私は「社会課題解決はマーケティングに直結する」と確信しています。これまでの経験と知識を活かして、これからも新しい挑戦を続けていきます。特に、これからは生成AIを通じて社会に貢献し、さらに多くの人々に喜びを届けられるよう努めていきたいです。

**Bunbun:最後に、これからの夢を教えてください。

三野さん: 実は今、9月末〆切の「起業家支援:ビジネスコンペ」の応募に向けてプランを練っているところなんです。

私がいちばんしたいこと。これだけにずーっと時間を使うと幸せになれることをテーマにした起業を考えています。

クライアントワークじゃなくて、私のこれまでの経験とノウハウを、自分の起業のために使いたい、使うぞーー、という気持ちになってるんですよね。生成AI技術も、クライアントに教えるとかじゃなくて、自分のビジネスモデルを成功させるために使いまくる。

一次審査、二次審査を経て来年の1月の最終審査というコンペなので。まずはそれに集中します!


三野さんについて詳しく知りたい方は以下のリンクからご覧いただけます。


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