確定申告がゴールの領収証整理や帳簿付け(入力)なんてもうやめよう~!
あなたが副業を始めたり、起業したりしたのは
税金を払うことが目的ですか?
もちろん納税は国民の義務だし
税金を納めることは手っ取り早い社会貢献なので必要なことですが
あなたのお仕事の「目的」ではないですよね。
お小遣い程度の副業でいいんでーす!という方は問題ないですが
どんどん稼ぎたいよー!売上あげたいよー!
豊かな暮らしがしたいよー!時間に縛られない働き方がしたいよー!
もっとみんなに感謝されるサービスを提供したいよー!という方は、
領収書整理や帳簿付けを確定申告のためにやってはいけません。
確定申告って本当に大変なの?
初めての確定申告、どうしよう~!
といろいろ調べたりとりかかったりされている方も多いと思います。
そんなあなたは
確定申告 = 大変・めんどくさい 💦
と心のどこかで思っていませんか?
それってなぜでしょう?
まず、未経験のことなので不安。というのはありますよね。
一番の原因ってあなたの周りに少なからず
こんな個人事業主の方がいるからではないですか?
2月、3月になって、こんなふうに言っている人たち。
『あ~、また確定申告しないと~。いやや。大変や~。』
『確定申告、まだ何も手を付けてない~。どうしよう~。』
そして3月16日(申告期限は3/15)になって
『あー、やれやれ、終わった終わった~!』
と美味しそうにビールを飲んで
また確定申告のことを1年先のことだと忘却の彼方に追いやってしまう。
そもそも確定申告はザックリ言うと、こんな手続きのことです。
毎年1月1日~12月31日の所得にかかる税金の計算をして
翌2月16日~3月15日の間に確定申告書を提出して、税金を納める(または返してもらう)
*返してもらう(還付)の場合は1月から申告可能
ビールを飲んで忘れている、3月16日は
本来はもうその年の確定申告の準備が始まっています。
忘れている場合ではありません。
確定申告を『大変』ではなくするには
はい、上記から答えは簡単。
さっさと取り掛かることです。
って、わかってるわ!ていわないでね。
わかっているのに、なぜ毎年毎年溜めこんで
ギリギリまで動けないのか。
わかっているのに、手を付けずに後回しになる作業は
・領収証の整理
・帳簿付け(会計ソフト)
ですよね。
特に、青色申告を選択している方は、複式簿記が必要なので帳簿の種類や入力を多くなります。
簿記に馴染みのない方は慣れるまでは大変かもしれませんが
最近はクラウド型の会計ソフトでも
銀行やクレジットカードの口座連携や
スマホで領収証の写真をとれば自動で仕訳できる機能などがあります。
作業としてはとても楽になっているにも関わらず後回しにしてしまうのは
楽しくないから。
楽しくない = 確定申告のために領収証整理や帳簿を作っている
からです。
確定申告を大変だと思わなくなるには、
確定申告のための領収証整理や帳簿付けなんてやめてしまえばいいんです。
確定申告書は『ついで』にできる
いやいやいやいや、やめてしまったら確定申告出来へんやん!
ですよね。
もちろん、帳簿付けは行いますが
その目的を『確定申告』にするのをやめましょうね。というお話です。
帳簿記入の仕組みをザーーックリ説明すると
① 領収証や請求書に基づいて毎日の取引をこまかく書いて(入力)残す
(仕訳と呼ばれるもの)
② ①の作業から各勘定科目(売上や現金、●●費という経費の名前)ごとの帳簿(総勘定元帳や売掛帳など)を作る
③ ①②を経て集計して、財務諸表(貸借対照表や損益計算書など)を作る
青色申告では総勘定元帳などは、作成・保存義務のあるものですし
貸借対照表・損益計算書は、確定申告書と一緒に提出している書類です。
現在は、会計ソフトを使えば
①の作業さえ自分で行えば、②③ は勝手に出来上がります。
ついでに、①~③がしっかりできていれば
④ 確定申告書を作成する
まで、ほとんどの会計ソフトは対応しています。
つ、ま、り
確定申告書は、『ついでにできる』くらいの気持ちで
実は①~③を大切にすることが、
あなたのお仕事にとって重要だということです。
帳簿付けを大切にして業績UPにつなげる
帳簿やその先に出来上がる損益計算書や貸借対照表は
あなたの事業の状態を知るためにある、と思ってほしいのです。
あなたが会社員なら、会社では毎月
月次決算(月ごとに会社の成績を集計する)だから
書類を早くだしてくださーい!
などと言われていませんか。
企業では月ごと経理処理の締めを行って、その時点で(毎月末など)の
会社の経営状態を明らかにし
分析して、改善点を話し合ったりその後の方針を決定していきます。
この時に大切な根拠資料の一つが
損益計算書や貸借対照表などの財務諸表です。
事業を行うあなたがしっかりと業績を上げていきたいのなら
法人化はしていなくても自分を会社に置き換えて
その時その時の状況を帳簿や財務諸表を通じて
しっかりと観察してください。
それらを観て、たとえば
🟠労働時間は長いのに売上がのびてないなぁと感じたら
単価の問題なのか、業務フローの問題なのか・・・
と自由な時間を得るための方法や
稼働に見合った売上を得る方法を考えることができます
🔵顧客が増えたはずなのに利益が予想より少ないと感じたら
無駄な経費を使っていないか、単価の問題なのか、もしかして請求漏れ?
と利益を確保できる方法を考えることができます。
🟡体感より数字でみると売上が思ったより伸びてないなぁと感じることも。
営業の方法が間違ってるのか?ターゲットが違うのか?広告ツールがダメなのか?
と原因を分析して改善方法を考えることができます。
🟢今年は利益が多そうだ!と思ったら
寄付を考える、ふるさと納税を増やす、設備投資を検討するなど
と早めの節税対策も考える余裕もあります。
これを
1年ほったらかしにして分析、改善する(するならまだいい)のと
1カ月など定期的に分析、改善するのと
どちらがあなたの事業に役立つのか、わかりますよね?
私の個人事業主のお客様でも業績の良い方ほど
経理をしっかりされています。
そしてお金は、お金を大切に扱っている人のところに集まってきます。
是非、自分の事業に役立つもの飛躍させるもの
としての帳簿付けを行ってください。
業務改善につながると実感したら、楽しくだってあります。
もちろん得手不得手があるので楽しいまでは行かないまでも
『確定申告をゴール』に行うよりは、ずっと有意義でやりがいがあります。
まだ始めたばかりだし・・そんなに売上もないし・・
と思う方は、取引量の少ない今だからこそ
この習慣を身に着けるチャンスです。
くれぐれも、駆け込み確定申告ビールぷは~常習者にならないように
注意してください。
そしてさっさとお事業を安定させて多少の支出もできるようになったら
会計士・税理士さんにお願いして
晴れて帳簿付けから解放されればいいのです。
そうなった時も、自分で作業している今蓄えた力は役立ちます。
仕業さんに丸投げで終わるのではなく、
作ってもらった財務諸表を自分で読める力をもっている上で
プロに相談できるのですから。
帳簿付けは、あなたのお仕事をもっと大きく成長させる武器になるのです。
まとめ
🍀領収書整理や帳簿つけは、自分の業績UPのために楽しんでやる
🌷そうすると確定申告書はついで感覚でできる
🌸帳簿付けを味方にしてあなたの起業や副業の
本当の目的を果たすためのツールにしてください
🌻長文、お読みいただきありがとうございました。🌻
🌻スキやフォローいただけると喜びます♪🌻
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